The World Natural Heritage

世界自然遺産

世界自然遺産

2005年7月17日
知床が世界自然遺産に登録されました

日本で三例目の世界自然遺産登録地

海から陸へとつながる生態系がわかりやすく見られること、希少な動植物の生息地となっていること、そしてこれらを保全していくための管理体制が整っていることが評価されました。

遺産地域マップ

知床が評価されたポイント

生態系「流氷がはぐくむ、海から山への命の輪」

流氷上のオオワシ流氷上のオオワシ

冬、知床の海を覆いつくす流氷。一緒に運ばれてくる栄養分はプランクトンを養い、知床の海を豊かにします。その豊かさは、アザラシなどの海獣類、海鳥やオオワシなど鳥類、海に生きる命がつながる糧となります。回遊して海の豊かさを体一杯に蓄えたサケの仲間は、ふるさとの川に遡上し、そこで山の生き物の餌となり、死体は土に返り知床の森を豊かにします。生きるものと死んで行くもの、海と山の栄養の循環。この命の輪が知床の価値を高めています。

生物多様性「いのちの豊かさ。希少な動植物」

希少種 シレトコスミレ希少種 シレトコスミレ

知床には、シマフクロウやシレトコスミレといった絶滅危惧種や希少な動植物が分布しています。ヒグマやエゾシカ、トドやアザラシなどの大型哺乳類も高密度で生息しています。また、オジロワシやケイマフリなど、国際的に希少な海鳥が繁殖するとともに、オオワシのような渡り鳥にとっても重要な地域です。海から高山までそろった知床の多様な環境が、多様な生息環境と餌資源を提供していることが生物多様性を支えています。

保護管理体制「日本初。科学的調査にもとづいた管理」

知床岬でのエゾシカ調査風景知床岬でのエゾシカ調査風景

動植物の保全や、その生息域である森林や海、川の管理計画策定のご意見番として「知床世界自然遺産地域科学委員会」、人の利用と自然の保全の両立を目指す「知床国立公園利用適正化検討会議」、「知床エコツーリズム推進協議会」などが設置され、遺産地域の管理計画を自然科学・社会科学の視点から練り上げ、立案しています。世界遺産としてふさわしい保護管理ができるとの評価が、遺産登録へと結びつきました。

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