Rule & Manner

ルール・マナー

フィールドに出る前に、知床の気候に関する予備知識を。

知床を含む東北海道は亜寒帯気候に属し、本州に比べ寒冷で一般に降水量は少なめです。しかし、知床半島は、高い山が連なり海に突き出しているため局地的に特異な気象がみられます。1,400~1,600m級の標高をもつ知床連山は、気象・植生から見ると本州の3,000m級の山にも匹敵します。こうした厳しい自然の中で行動するためには、天候の事前確認が大切で、場合によっては予定を変更・中断する判断力も必要です。無理のないスケジュールで知床観光をお楽しみ下さい。

知床の気温 (平地℃)
3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月
最高 -0.1 7.3 13.7 16.8 20.7 22.4 18.8 13.6 6.5 0.3 -3.2 -4.0
最低 -6.2 0.1 5.0 9.1 13.6 15.6 12.2 6.6 0.4 -4.6 -8.2 -9.7
データ参照:気象台(1979-2000年ウトロの平均気温データ)
日の出・日の入 (各月中旬)
3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月
日の出 5:35 4:39 3:57 3:40 3:50 4:27 5:01 5:37 6:18 6:50 6:54 6:22
日の入 17:29 18:06 18:42 19:06 19:03 18:28 17:33 16:40 15:57 15:45 16:10 16:52

野生動物とのトラブル防止

車から降り見物する人々。危険な行為だ。車から降り見物する人々。
危険な行為だ。

野生動物へ近づかない!

野生動物とのふれあいには一定の距離が必要です。至近距離への接近は彼らにストレスを与える行為です。シカの場合、前足で蹴ったり角で威嚇したりすることがあり、ヒグマの場合も同様に威嚇してくることがあり大変危険です。道路で野生動物を見つけても車から降りないでください。

道路に出て餌をねだるキツネ道路に出て餌をねだるキツネ

絶対に餌を与えない!

餌付けは野生動物本来の生き方を変える行為です。一度、人の食べ物の味を覚えた動物は、再び食べ物を得るため人間に近寄ってくるようになり野生を失います。ヒグマの場合、人の居住区まで移動し重大なトラブルを起こした例が過去にあり、後から来るビジターだけでなく地元住民の生活までも脅かす結果になります。また、捨てられたゴミから人の食べ物の味を学習する例もあり、絶対に餌付けやゴミの投棄はお止め下さい。

ペット連れてこないで下さいペット連れてこないで下さい

ペットを連れて歩かない!

ヒグマの生息地では、犬などのペットを連れ歩くことは大変危険な行為です。ヒグマは人の存在に気付くと藪に身を潜めてやり過すことがあります。しかし、犬が彼らを探し出し吠え掛かると、クマはパニックになり人に向かってくる恐れがあります。また、ペットがここの環境には無い植物の種や感染症を持ち込む恐れがあるため同伴はご遠慮下さい。

交通事故死したエゾシカ交通事故死したエゾシカ

車の走行はゆっくりと

国立公園内では多くの野生動物が道路を横断します。また、エゾシカの場合は道路脇の草を食べるために、キツネは道路上にある虫などの死骸を食べるために頻繁に現れます。彼らが交通事故に遭うケースは多数あり、ドライバーが注意して運転することで大半の事故は避けることができます。

自然環境や景観への配慮

元の状態にはもう戻らないかもしれない元の状態にはもう戻らないかもしれない

遊歩道や登山道から外れて歩かない!

一旦踏み跡がついた場所の植生は簡単には回復しません。写真撮影などは遊歩道を外れずにお願いします。遊歩道の混雑時には道を譲り合いましょう。羅臼湖登山道などの泥でぬかるんでいる場所では、長靴を履くなど万全の装備でお出かけ下さい。

その環境だからこそ美しく花を咲かせますその環境だからこそ美しく花を咲かせます

植物を採取しない!

知床五湖など一部地域では、法的に植物の採取が禁止されているエリアがあります。禁止されていないエリアであっても植物の採集はご遠慮下さい。後から来るビジターも、知床に咲く花などを楽しみにしていることをお忘れなく。

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