
Winter - Furepe Waterfall
冬(フレペの滝)12月~2月
知床は一年で最も寒い季節を迎えます。多くの観光地はアクセスができなくなりますが、フレペの滝への遊歩道は冬季も歩くスキー・スノーシューコースとして整備されています。水量の少ないフレペの滝は寒風に巻き上げられながらゆっくりと凍りついていきます。例年1月下旬には流氷がフレペの滝の断崖のすぐ下までびっしりと押し寄せ、波の音が聞こえなくなります。
エゾシカとキタキツネ
遊歩道周辺はエゾシカの越冬地となるため、風のない天気の良い日は草原部で雪の下の草を掘り返して食べている様子もよく見られます。葉を落とした遊歩道沿いの林では野鳥や小動物が観察しやすい季節です。特に早春に繁殖期を迎えるエゾモモンガは、お客様をはじめ、自然センタースタッフも足繁く通ってしまうほどの森の人気者です。

※森林コースと開拓地コースについてはコチラ
長靴・スノーシューのレンタル
フレペの滝、開拓地コースおよび森林コースを利用される方を対象に、知床自然センターにて長靴・スノーシューを貸出しています(有料)。返却は15:30まで。
冬によく見られる植物
葉をつけたままのカシワ
- 葉を落とした木々
- 葉を付けたままのカシワ・針葉樹
- エゾシカによって樹皮食いされた木々
- エゾモモンガによって食べられたトドマツの新芽
- アカゲラがつついた木々の破片
冬によく見られる動物
エゾモモンガ
- エゾシカ
- エゾモモンガ
- オオワシ
- オジロワシ
- ワタリガラス
- クマゲラ
- アカゲラ
- オオアカゲラ
- コゲラ
- ヤマゲラ
- キタキツネ
- ネズミの仲間
- エゾクロテン
- エゾリス
冬の注意点
積雪があるためスキーやスノーシューの着用が必要になります。湿った雪の場合は歩きにくくかなり体力を使います。所要時間を多めに取ってください。後から来る人が迷う危険性があるのでコースからは外れないようにしてください。吹雪や雪の積もった直後などは遊歩道が分かりにくくなります。踏み跡や指示看板に注意して散策して下さい。
冬の服装
スキーウェアがおすすめです。常時マイナスの気温が続きますが(2月の平均気温は-6.6℃)、天候や歩くペースによっては大量に汗をかきます。温度調節のしやすい服装でお越しください。また保温できるマグにお飲物を入れてお出かけください。雪からの照り返しは予想以上に強いため、サングラスやゴーグルの着用をお勧めします。日焼け止めも忘れずに。
