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観音岩へ海岸トレッキング

 今週の月曜日(8/17)に観音岩へ海岸トレッキングに行ってきました。

 まずはルサフィールドハウスで情報収集。ここでは知床岬方面への海岸トレッキングについて最新情報を聞くことができます。最近のヒグマの目撃や、落石の危険等をチェック。

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ルサフィールドハウス内の地図 情報いっぱい

 観音岩は知床岬へと続く羅臼側の海岸線にあります。小石、大石、岩だらけの海岸線は車では行くことができません。公道の終点、相泊(あいどまり)から徒歩で往復4時間ほどです。

 入林届に記入して、いざ出発。

公道の終わり相泊 入林届はここに

公道の終わり相泊 入林届はここに


 海岸線の途中には羅臼名産の昆布を干している番屋があります。番屋の前を通るときは、昆布干し場の上を歩かないように番屋側か海岸線の端っこを歩くことに注意が必要です。
 番屋で作業中のご婦人に「気ぃつけてなぁ」と見送られつつ足を進めると、足元の石がどんどん形を変えてくのがわかります。石から石へ飛び跳ねながら歩くこともあります。またこの時期、サケやマスの遡上に伴いヒグマが海岸線に出てくることも多く、大岩や背の高い草原が続くときは、大きな音を出すなどヒグマ対策が必要です。

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観音岩へ続く海岸線 小石、大石ごろごろ

落石にも注意が必要なところも

落石に注意が必要なところも

大岩もごろごろ

大岩もごろごろ

 軽いクライミングで大岩を超えて、観音岩に到着。岩をじっと見つめると小さな観音様がちらほら。海風とカモメの声を聞きながら食べるお昼のおにぎりは格別でした。
 アップダウンが少ないながらも、石の道を歩くのは思った以上に足首に負担がかかります。また雨が降って石が滑りやすくなるときを考えると、ハイカットの登山靴が必須だと思います。
 果てのない水平線を眺めながら、遠く知床岬へと続いている道を歩いていると、知床のどこかにいるヒグマやオジロワシたちと同じ時間を共有しているということがとても不思議な気がしてくる、そんな道のりでした。

歩いていると海風の音とカモメの声が聞こえてきます

歩いていると海風の音とカモメの声が聞こえてきます

よくよく見ると小さな観音様が

よくよく見ると小さな観音様が…

(小林)