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コクワ
知床五湖の遊歩道で、コクワが実りはじめました。コクワ、シラクチヅルとも呼ばれる、マタタビ科のつる性の木。熟した実は食用になります。
アイヌたちはコクワの樹液から薬をとったり、ツルでかんじきを作ったりしたそう。地域によってはコクワのツルで作った神には、病人や死んだ人の魂を呼び戻す力があると信じられていたようです。おまけに甘くおいしい実ができるコクワ。アイヌにとって、生活に役立つ重要な木だったのですね。(担当:乙部)
*知床五湖は特別保護地区につき、採集が禁止されております。とるのは写真だけでお願いします。