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知床の端っこで
セイヨウオオマルハナバチ(外来種)の調査のために知床岬に行ってきました。 まさに地の涯。写真の左端、羅臼側とウトロ側の波がぶつかっている部分の色の違いがわかるでしょうか。 昔、岬にはガンコウラン(高山植物)やユリ科草本が一面に広がっていたそうです。 しかし、エゾシカが増加した今、そうした花は限られた場所でしかみられませんでした。 笹原のなかのけもの道と遥か彼方の水平線を眺めながら、かつての風景に想いをめぐらせました。 囲われた柵の中でひっそりと咲いているオドリコソウの間を、在来のマルハナバチが飛び交っていました。 (担当:いのうえ)