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冬のあしおと

風景

知床はさわやかな秋晴れです。 朝方雲に隠れていた知床連山も今はくっきりきれいに見えます。 毎日オホーツク海を車窓から眺めながら通勤していますが、今朝の海には冬の到来を感じさせる荒々しさがありました。 白波が海岸に打ち寄せ、砕け散るようすはとても美しく、いつまで眺めていても飽きません。 秋が深まると、低気圧が道東沖で発達して冬型の気圧配置となり、時化の日が多くなります。夏場観光客でにぎわった観光船の運航期間も残りわずかとなりました。 でも、混雑する夏場と違い、落ち着いて知床の自然を堪能できるのはむしろこれからです。 海岸では海鳴りの音。 色づいた森では繁殖期を迎えたオスジカのもの悲しい鳴き声や、ミズナラのドングリが地面に落ちるコツンという音。 静けさと澄んだ空気に包まれたこの季節の知床、私は大好きです(担当:マス)。