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ホープ!
残雪の森の中で
カンバの樹上にすくすくと育つトドマツの稚樹を見つけました。
たまたま落ちたこの場所で
発芽・成長に最低限必要な水や養分を得ることができたから
この稚樹の種は命を得たのでしょう。
そんな稚樹の周りに
少しずつ、土や他の生物たちが集まって来て
更に成長できる環境が整っていったのだと思います。
今や、この場所は
稚樹にとって日当たり良好な一等地なのでしょう。
(夏になると、この辺りは身の丈を超えるチシマザサが生い茂る場所になります)
(地面に落ちていたら、ここまで大きく成長できなかったかもしれません)
この稚樹はきっと 、上ではなく、むしろ下を目指して成長することでしょう。
ずっとずっと下の地面を目指して 根を伸ばし続けることで
いつか、このカンバの木が倒れた時にも 自分で立っていられるような
大きなトドマツに、成長するんだと思います。
そうなって欲しいと願います。
(担当:やんも)