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知床連山縦走(1日目)~人生は上り坂です~
先週の休日に、1泊2日で知床財団スタッフ5名で知床連山の縦走(硫黄山登山口→羅臼岳岩尾別登山口)に行ってまいりました。
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※知床連山縦走は、2日間にわたり、標高1500m以上の山々を越えるため、
充分な装備と登山に関する知識が必要です(本州の標高3000m級の登山と同等)。
ヒグマ遭遇する可能性も高いため、クマスプレーの装備もお忘れなく。
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知床連山縦走1日目。
1日目はくもり、気温18℃前後と涼しい中での登山となりました。
【硫黄山登山口~硫黄山山頂】
時折、噴火口から上る煙や硫黄の結晶見つけたり、
硫黄のにおいが立ち込める中を進みます。
登山道はあまり整備が行き届いているとは言えないので、時折地図を確認しながら進みます。
涸れ沢(残雪無し)
砂礫地(足を小刻みにして登ります)
硫黄山山頂まであと標高150mの地点
写真左手が登ってきた硫黄沢の砂礫地。
もし、「羅臼岳登山口→硫黄山登山道口」のルートにて進むならば、
写真の右側の沢に降りてしまわないように注意が必要です。
霧などで視界が悪い日は地図とコンパスで下山する沢を確認することが大切になります。
ここからはとても風が強く、地面にある砂が口の中に入ってくるような状態でした。
硫黄山山頂付近はかなりの急斜面で滑落しないように確認しながら進みます。
(砂礫地の上りで体力と時間を要していた人は
山頂手前にて待機。元気だった2名が山頂に向かいました)。
登りきると、眼下に絶景が広がっていたそうです・・・・(いいなぁ・・)
硫黄山山頂付近の風景①(知床連山方面:左奥から羅臼岳、三峰、サシルイ岳・・・)
硫黄山山頂付近の風景②(奥に見えるのが知床岬)
【硫黄山~知円別岳】。
硫黄山頂上から降り、縦走路のルートに戻ります。
山と山を繋ぐ稜線がルートにもなっており、
強い風が吹くたびに、体が浮いてしまいそうになります。滑落しないように慎重に・・・
知床連山の中でもこの場所が一番異質で、魅力的な風景でした。
その後、何とか野営地の「二つ池」に到着し、
強風の中、5人で1つのテントの下、眠りにつきました。
2日目に続く。。。。