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冬の夜空
今日はクリスマスということで今年も残すところあとわずかになってきました。
季節の変化は山の色や気温の変化だけでなく、星の変化でも感じることができます。冬は空気が澄んで星の光が一段と強く見えるような気がします。冬の夜は寒いですが、時には夜空を見上げて心を落ち着けてみてはいかがでしょうか。自然センターの周りは街の光も届かず、星の観察に適しています。
夜8時頃、南東の空を見ると、冬を代表する星座、オリオン座やおおいぬ座、こいぬ座が見えます。オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンを結ぶ三角形は冬の大三角と呼ばれています。
他にも冬のダイヤモンドと呼ばれる巨大な六角形が形成されますが、大きすぎてカメラに入りませんでした。ぜひとも夜空を直に見て探してみてください。
夜の9時頃、知床連山の方を見ると山の上に一際明るい星が輝いていました。これは木星で、太陽系で一番大きい惑星です。恒星と違って自ら光ることはできませんが、月のように太陽の光を反射しているため光って見えます。木星以外の惑星は軌道の関係で今は見えにくいようです。
点のように見える星も実は一つ一つが太陽のように巨大な星であったりします。例えばベテルギウスは太陽の1000倍も大きいと推測されており、宇宙のスケールの大きさにただ驚嘆するばかりです。
(担当:ノセ)