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知床のクワガタムシ
知床には、私の知る限りではミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、アカアシクワガタ、コクワガタ、スジクワガタ、オニクワガタ、ツヤハダクワガタの7種類のクワガタが生息しています。その中でも大きくて人気のある種類がミヤマクワガタとノコギリクワガタです。ノコギリクワガタは、知床半島では全体的に少ないようですが、ミヤマクワガタはたくさん生息しています。
先日、クワガタムシを探しにちょっと寄り道したところ、ハルニレとミズナラの樹液にはミヤマクワガタが全部で十数匹ほど見られ、他にスジクワガタも少なからずみられましたが、この2種類だけでした。やはりノコギリクワガタはあまりいないようです。また、アカアシクワガタも知床にはたくさん生息していますが、沢沿いのヤナギ類の樹液に多い印象ですので、今回見られなかった理由としては、沢沿いを探さなかったこと…でしょうか。コクワガタは外灯に飛んできているものしか見ませんでしたが、各種樹液に集まります。ここでは元々全体的にあまり多くない印象です。
オニクワガタやツヤハダクワガタは樹液に集まる性質がないため、当然いませんでしたが、オニクワガタに限っては外灯に飛んでくるので探すのは比較的容易です。ツヤハダクワガタは外灯にすら飛んでくることはめったにないので、発生している倒木を探すしかありません。
(担当:新庄)