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つららの形成と崩落
氷柱(つらら)、氷筍(ひょうじゅん)、雹(ひょう)、霜、雪、霰(あられ)、流氷、氷河、ジュエリーアイス、ダイヤモンドダストなど、氷を表す様々な名前があります。
状態や形成のされ方によって呼び名が変わりますが、本質は水の固体の姿です。水や氷の呼び名は実にバリエーションがありますね。
つららは日常的によく見られる身近な氷ではないでしょうか。別の言い方では垂氷(たるひ)ともいいます。
つららは屋根の雪などが溶け、水になって滴る時に冷気に冷やされて再び凍結したものです。雪が暖房や太陽の熱で溶けることと、外気が十分に寒いことが形成の条件です。
つららはいつの間にか大きく成長していたりして、いつ大きくなっているんだろう?と不思議に思います。今回はつららの成長を定点カメラで観察してみました。
まず、すでにあったつららを棒で落としておきます。この際、つららが窓ガラスに当たらないように注意しましょう。
1日経過。細いつららができ始めてます。
2日経過。細いつらら増えました。
3日経過。一日で大きいつららが形成されました。長さ1m以上。
4日経過。巨大なつららが増えました。そろそろ危ないですかね。
4日目の午後、なんと屋根の雪ごと崩落しました。
もしこの時、屋根の下にいたら怪我をするか生き埋めになってしまうでしょう。
巨大なツララができるとき、それは屋根から雪が崩落するサインかもしれません。
冬は屋根の下を歩くときも要注意です。
(担当:ノセ)