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空に浮かぶ流氷
氷に覆われた海を見ていると、水平線にぽっかりと空に浮かぶ流氷が見えました。
不思議ですね。これは蜃気楼という現象です。
蜃気楼はなぜ起こるのでしょうか?スマホで調べてみれば答えはすぐに出ますが、まずは自身で考えてみましょう。
不可思議な事に対してまずは仮説を立て、実験や観測を行うことでそれを確かめていく。そうやって人類は自然の理を明らかにしてきました。
昔の人は蜃気楼が起こる理由をどう考えたのでしょうか。
中国や日本では、蜃気楼は蜃(シン)という名前の巨大なハマグリが出す幻と考えられていたそうです。名前にその由来が垣間見えます。
地平線に浮かぶ楼閣(建物)はさぞ不思議に見えたことでしょう。昔の人は不可思議な現象を科学とは別な方法、神話や物語で説明し体系化しようとしたのかもしれません。
今でこそ蜃気楼は空気の温度の違いによる密度変化が光を屈折させて起こる現象だと説明されていますが、ひょっとしたらオホーツク海にも幻の気を吐く巨大ハマグリが生息しているのかもしれませんよ。
(担当:ノセ)