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こんな感じでひっそりと

フレペの滝遊歩道では、初夏の訪れを感じさせる花の代表、チシマフウロが今年も断崖の上にひっそりと咲き始めました。

長らくこれが本当にチシマフウロか、はたまたエゾフウロではないだろうかという疑問があったのですが、今現在は雌蕊の頭注の長さから推測し、チシマフウロであると判断しています。

フレペの滝遊歩道では現在24種の花が咲いています。これは実はここ数年の間で一番種数の多い状況。(知床財団調べ:2017年は16種、2016年は21種、2015年は15種、2014年は17種)

気温の低い日が多いのになぜなのか?気温が低いからこそ逆に咲けるときに咲こうと一気に開花したのか、もしくはエゾシカの個体数の増加や採食行動と関係しているのか?様々なことが推測できます。植物誌における今はほんの一点にすぎませんが、引き続き定期的に現状を見ていきたいと思います。

(担当:片山)