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最近の冷え込みで動きの緩やかな川の水面や、滝の水が凍りはじめています。
この季節、気温が上がれば氷はまた水に戻ります。凍結と融解を繰り返しながら、知床は厳冬期へと向かっていきます。これからの季節は水道管の凍結にくれぐれもご注意ください。
秋にサケが遡上していた遠音別川も水面が凍っていました。
凍った水面の下をまだサケが泳いでいました。寒くないんでしょうか。
川沿いの樹にはワシがとまっており様子を窺っていました。サケにとっては水面が凍っていた方が身を守れていいのかもしれません。
オシンコシンの滝も飛沫がかかる場所が凍結し、氷の壁となっています。
普段流れている水が凍ると、まるで時間が停止してしまったかのように見えます。
水は自然界で気体・液体・固体の形で地球上のいたる所に存在し、生き物の体の中にも存在します。人間の体も6~7割が水でできているそうで、水無くして生きてはいけません。
川の水はもともと雨や雪の水が地表や地中を伝って集まったもので、雨や雪は雲から落ちてきたもので、雲は海から蒸発した水蒸気からできます。
水はおおざっぱに言えば、海→空→大地→海という旅をするわけですが、その過程で生き物の体に取り込まれ生命を育みます。
水も生き物も姿形を変えながら世界をめぐっているわけですね。
(担当:ノセ)