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知床珍百景「ウニが散らばる歩道」
季節は初夏。
この時期とある珍光景が現れるという……。
6月初旬頃から運転中にこの光景をチラチラ見てはいましたが、先日ようやく重い腰を上げて写真を撮ってきました。
その名も「ウニの散らばる歩道」
初めてこの光景を見たときには「なんでこんなところにウニが…???」と不思議に思ったものですが、今では慣れてしまいました。
知床の海岸線沿いではウニや海藻、魚の骨、果ては蟹の殻まで海産物がゴロゴロ落ちています。
(先日、朝起きると私の自家用車にも蟹の足が載っかっていました)
一見ゴミが散乱しているように見えますが、これらはほとんど野生動物たちの食事の跡。
この前、通勤途中にカラスがウニを突いているのを目撃しました。
ちなみにこの時落ちていたのはエゾバフンウニ。刺が比較的短く、馬糞のように丸々として見えるのが特徴です。この時は100メートルほど歩いて20個前後のウニが落ちていました。
「知床の動物たちはなんて贅沢なものを食べているのだろう!」と初めは驚いたものですが、彼らにとっては浅瀬で獲れる利用しやすい食物なのかもしれません。
(担当:もぎ)