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大雪後のフレペ

風景

昨日(1/8)は暴風雪のため、知床自然センターは臨時休館。本日(1/9)出勤すると建物も車も遊歩道も、見事に雪に埋まっていました。

 

こんな大雪の後は散策路が埋もれてしまうため、利用者が迷わないようなるべく先に歩いて跡をつけるようにしています。少しの雪であれば真っ白な雪原を一番乗りで楽しむことができるので大喜びですが、大雪だとこれがまた大変なのです…。

 

まず第一関門、埋まるフレペの滝遊歩道の入り口。

胸の高さまでこんもり

呆然と立ち尽くし、しばし考える。

 

これは除雪してもきりがない…。早々に諦めを付け、スノーシューでえいやと傾斜を上ります。

 

まだ誰も踏んでいないサラサラモフモフの新雪。スノーシューをつけていても膝まで埋まる。

普段歩くより足を高く上げて歩を進めます。(これ絶対明日太もも筋肉痛)

 

見上げれば気持ちが良いほどの青空。辺り一面白銀の景色。

 

散策路は完全に埋まってしまい跡形もありません。

 

夏の景色を思い出しながら、手探りで道を開拓していきます。

たぶんこの辺だろう…

 

振り返れば私の足跡と羅臼岳。見た目は綺麗ですが、草原部は吹き溜まりがあって森の中よりも雪が深い…。所々腰まで埋まりながら気合で進みます。

 

展望台に近づくと先客(エゾシカ)の足跡。あんなに細い足で雪原を歩くのは大変だろうな…。

 

残念ながらまだオホーツク海に流氷は浮かんでいませんが、フレペの滝は見事な氷瀑です。

 

夏は往復2㎞40分で歩ける道が、今日は2時間かかってしまいました。

これで多少歩きやすくなったことでしょう。

 

担当:もぎ