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静かなる時の中で

よし!今日はいい写真撮るぞ!

と意気揚々に出掛けた時に限って、

カメラにSDカードを入れ忘れたことに気が付き、落胆することの多い新人のぽんです。

 

今日はフレペの滝、森づくりの道・シカ柵コースへと巡視に行って参りました。

本日の天候は曇り。強風の中、若干の霧雨に打たれながらコースを歩く。

あ、風が強い日は折れた木の枝が風に飛ばされてくることもありますので、

天候の良い晴れの日だけではなく、風の強い日も帽子を被ることをおすすめします!

 

天候のせいなのか、あまり人が出入りしていないからなのか。

いつもの曇りの日のフレペよりも一段と静かな森と海の息遣いが感じられました。

鹿もポツンと佇むこの感じ。

 

 

この静かなる時の中でも変わらずに季節は立ち止まらず巡っていきます。

シカ柵コース内の中で見つけたお花を少しだけご紹介。

濃い紫色が美しいスミレ。

「スミレ」と一言で言っても沢山の種類があります。

スミレ(スミレ属全体)を指すのか、

スミレ(Viola mandshurica)を指すのか紛らわしいので、

いわゆるこの「スタンダード」なスミレのことは学名の「マンジュリカ」と呼ばれるそうです。

 

センボンヤリ。

春と秋と2回、花をつけることが特徴のキク科のお花。

春は写真のように裏側が紫色の白い小さなお花を咲かせます。

タンポポに似ているので「ムラサキタンポポ」とも呼ばれていますね。

秋は30~60センチの花茎の先に閉鎖花(開花をせずに蕾の状態で受粉を行う花)をつけます。

二面性のある、ちょっと神秘なお花。

また秋にどんな姿になっているのか見るのが今から楽しみです。

 

ヒメスイバ。

比較的、道にならどこにでも咲いているタデ科の多年草かと思いますが、

散策をしていると鮮やかな濃い赤の色合いに思わず目が奪われてしまいます。

 

 

この「シカ柵コース」のことについては先日ミッコがブログで書いた通りなのですが、

https://center.shiretoko.or.jp/wp_control/natureblog/2021/05/11379.html

私もいつか連山が見えなくなるぐらいの青々とした木々たちに囲まれた中に、

こうした鮮やかな色のコントラストが見れる景色が来ることを今から楽しみにしております。

 

 

フレペの滝へ散策のついでにシカ柵コースにも立ち寄って頂けると、とても嬉しく思います。

 

 

 

 

 

(ぽん)