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灼熱の知床連山縦走

灼熱の知床連山縦走

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7月25日~27日の2泊3日で、念願の知床連山縦走に行ってきました。
 
「いつかあの稜線を歩きたい」。。ボンヤリ憧れてから2年。
コース選びに最後まで迷いつつ、前半タフな硫黄山登山口(カムイワッカ)~岩尾別登山口(木下小屋)
のルートをチョイス。
 
初日の硫黄山登山口。最近頻繁にヒグマが目撃されているため、音出しを怠らず慎重に
旧硫黄採掘跡を通過。
まずは順調。。と思ったのもつかの間、その後メス成獣と思われるヒグマに遭遇!
3-5m先の登山道ど真ん中で、口いっぱいに何かをモグモグ。
食事中のヒグマは本当に注意散漫のようです。あんなに音出ししたのに。
 
「慌てず、騒がず、走らず」。
日頃の教えを実践しつつ、クマスプレー片手に後退してしばし待機。
その後笹藪をガサガサと去っていく音を確認して、やっと登山再開。
直後登山道沿いに、とてもフレッシュなクマ糞を発見。
ハイマツ食べてたのかな?(←素人の目利き)
 

ハイマツ糞?

 
硫黄沢は雪渓がなくなりカサカサのカラカラ。
上部はとても滑りやすいガレ場でした。
 
硫黄山にアタックしてから、第一火口キャンプ指定地へ。
お花畑が広がる、天国のようなテント場です。
雪渓も大きく美味しい清流をおなかいっぱいいただきました。
 

チングルマの群生に佇む今宵の我が家

 
二日目は、お楽しみの縦走日。
知円別岳周辺も雪渓が消え失せ一部の縦走路は踏み後が分かりづらいので、道迷いに注意が必要です。
特にこけし岩周辺は急なガレ場のトラバースもあり気がぬけません。
 

手がかりの岩ももろくボロッと取れたりします

 
その後は、知円別平のお花畑をルンルン通過。
今回の縦走路のまさにハイライト。
この辺りからそよそよと風がでてきて、体感温度を下げてくれます。
 

ここに住みたい。。

 
南岳をぬけると、二ツ池キャンプ指定地が見えてきます。
最近の日照りで天の池は姿を消し、地の池もだいぶ
水かさが減っていました。
 

二ツ池越しに歩いてきた縦走路を振り返る

 
オッカバケ岳を下りサシルイ岳の登り返しの登山道は、雪渓の融水が流れ込みまるで小川。
バシャバシャと10分ほどすすむと、勢いよく清流が流れ込んでいます。
今回一番の水量(雪渓も一番大きかった)で肌と喉を潤し、明日までの飲料を取水しました。
 

これだけ大きい雪渓なら涸れる事はない!?

ピークを越えたらお花畑がお出迎え

 
2泊目のお宿は三ツ峰キャンプ指定地。
昨日に続きこちらも貸し切り。
水場はちょろちょろ流れる程度で、涸れるの間近かもしれません。
眼下に目を凝らすと、知床五湖が彼方に望めます。
美しいサンセットは何よりのご褒美です。
 
 
明けて3日目。
しっとりした外気で目が覚めると、久々の霧雨とまあまあの強風。
2日間ギラギラの太陽を浴びた顔と体が、心地よい湿気に包まれます。
「待ってました!」とお花も草木も喜んでいるようです。
 
 
 
今回は羅臼岳はスルーして、木下小屋に下りました。
 
今回の学び。
その1> 
クマスプレーは携帯すべし。改めて、知床はヒグマの生息地です。今回幕営したキャンプ指定地
(&二ツ池キャンプ指定地)はフードロッカー完備ですので使いましょう。
その2> 
十分な飲料水確保がキモ。この時期は天候により水場や雪渓の水量が大きく変化します。
その3> 
ガレ場、ザレ場は落ち着いて慎重に。雪渓が消えた後のガレ場は登山道が踏み固まっていない
箇所もあり、急坂はとても滑りやすいです。
その4> 
熱中症厳重警戒!
特に縦走路は日陰も少なく、適宜休憩、給水しながらの体調コントロールが欠かせません。
今回は虫よけ用に持参した北見ハッカのスプレーが涼をとるのに一役買ってくれました。
あと塩分タブレットもいい仕事しました。
 
森→ガレ場→岩稜→お花畑→ハイマツ→雪渓、と、表情豊かな知床連山。
厳しく、力強く、そして優しいありのままの自然にふれ、心と体が浄化される山行となりました。
 
(ケイ)
 
 
 
 
 
 

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