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先日の2月2日、知床半島に冬の風物詩である流氷がついに接岸しました!
知床は流氷が辿り着く南限に位置し、その流氷は知床半島に様々な恩恵をもたらしてくれます。
ここ数日は風向きや潮の流れの影響を受けながら、浜に近づいたり離れたり、
海を見るたびにその変化が楽しく感じます。
もう少しすると訪れる、海一面が真っ白な氷で埋め尽くされる光景を
まだかまだかと心待ちにしている人も多いのではないでしょうか。
今回は道路沿いからも流氷を眺めやすくするべく、ガードレールの雪かきボランティアに参加してきましたので
そちらをご紹介させていただきます。
海岸線に沿って斜里とウトロを結ぶ国道334号線は
冬の時期になるとガードレールに雪で壁ができてしまいます。
ウトロでは、毎年関係者や地元の方々が一丸となって本格的な流氷シーズンを迎える前に
その雪壁を除雪しており、地域の交流を深める場ともなっています。
今回除雪したのはウトロ市街地~幌別川間のガードレール。
快晴の中、スコップを武器に大人から小さな子どもまで和気あいあい雪と向き合います。
知床財団からの参加メンバーもスコップを握る手に力がみなぎっています。
この日は総勢100名近くの参加者の方々のチームワークによってあっという間に雪がなくなり、
見通しがよくなりました!
これでいつ流氷がびっちり来ても視界は良好、今後訪れる冬の知床の景色を眺める準備はできました。
そして景色だけでなく、流氷に含まれている豊富な栄養分は食物連鎖の過程を経て
海そして川、森も豊かにし、様々ないのちの循環を支えながら再び海へと運ばれます。
知床に恵みを届けてくれる流氷、ありがとう!