遊歩道・散策コースMAP
Map of Footpath Courses
フレペの滝遊歩道
Furepe Waterfall Trail
山々から流れ落ちる、乙女の涙
フレペの滝遊歩道は、知床自然センターから歩いて片道約1kmの遊歩道です。一年を通して無料で散策することができ、知床らしい四季折々の自然を楽しむことができます。この遊歩道には、森林エリア、草原エリア、海岸エリアなど変化に富んだ環境が凝縮されており、オホーツク海を望む展望台からは、断崖に流れるフレペの滝を眺めることができます。
フレペの滝は流れ込む川が存在しない不思議な滝です。山々に降り注いだ雨や雪どけ水が地下水となって断崖に染み出し、オホーツク海へとそそいでいます。年間を通して水量が少なく、しとしとと流れ落ちる様子から、別名乙女の涙とも呼ばれています。背後には知床連山が広がり、知床半島らしい山と海との繋がりを体感することができます。
フレペの滝遊歩道は様々な動植物の生息地でもあります。夏期はヒグマが目撃されることもしばしば。散策の際はルール・マナーを確認しましょう。冬期は気軽にスノーシューハイキングを楽しむことができます。壮大な流氷やオオワシとの出会いをご堪能ください。
春~秋
Spring to Autumn
往復40分 / 2km
清涼感のある滝、青い海、深い緑の中に咲き誇る花々、鮮やかな風景の中に鳥のさえずりや動物たちの気配を感じることができます。運動靴やトレッキングシューズでの散策がおすすめです。残雪期や雨の日は知床自然センターで長靴をレンタルしましょう。ヒグマとの遭遇には要注意。知床でしか味わえない自然散策をお楽しみください。
冬
Winter
往復60分 / 2km
冬になるとフレペの滝は凍り付き、荘厳な氷瀑へと姿を変えます。雪の積もった遊歩道では、気軽にスノーシューハイキングを体験することができます。飛翔するオオワシや、越冬するエゾシカの群れに出会うこともしばしば。1月下旬には流氷が断崖に接岸し、オホーツク海は別世界になります。静寂に包まれた白銀の知床を存分にお楽しみください。
遊歩道を楽しむ前に必ず確認しましょう
しれとこ森づくりの道
Shiretoko Forest Keepers Trail
守り育てられている知床の森
を歩いてみませんか
知床の開拓の歴史やその跡地で現在行われている森づくりを間近で見ていただく遊歩道です。森づくりの道はすべてしれとこ100平方メートル運動地内にあり、運動を多くの方に知っていただくために遊歩道として公開しています。
春~秋
Spring to Autumn
シカ柵コース
約1km / 約30分
かつての開拓跡地で行われている森づくりの様子や森の移り変りを見ることができる遊歩道です。
開拓小屋コース[夏]
約5km / 約2時間
遊歩道内には開拓当時の住居や小屋があり、開拓当時の様子に触れながら歩くことができる遊歩道です。
冬
Winter
開拓小屋コース
約5km / 約3時間
遊歩道内には開拓当時の住居や小屋があり、開拓当時の様子に触れながら歩くことができる遊歩道です。
冬の森コース
[1月下旬~3月中旬]
約2.5km / 約2時間
森づくりの現場を見ることができる冬期限定の遊歩道です。アップダウンに富んだコースで、野鳥観察にもおススメです。
<注意事項>
- コースを外れると道を見失いやすく、遭難の可能性があります。コースからは外れないで下さい。
- 悪天候の場合は予告なしに閉鎖となる場合があります。
- コースタイムは標準的な時間ですので、時間に余裕を持った行動をして下さい。
- 十分な防寒をして下さい。帽子や手袋は必須です。
- ご利用前に、知床自然センターでコースの状況をご確認下さい。
◎長靴・スノーシューのレンタル
スキーコースを利用される方を対象に、長靴・スノーシューを貸出しています(有料)。
貸出の受付は9:00から14:30まで(返却は15:30まで)。
しれとこ100平方メートル運動ハウス
Shiretoko 100 Square-Meter Movement Trust House
森を守り、
未来を育てる人々の交流記念館
かつての開拓跡地を全国から募った寄付金で買い取った斜里町主催の「しれとこ100平方メートル運動」にご参加いただいた方のお名前を掲示しています。館内では運動の歴史をはじめ、現在取り組まれている森づくり活動の様子もご紹介しています。
<開館時間・アクセス>
夏 期 / 4月20日~10月20日 8:00~17:30
冬 期 / 10月21日~4月19日 9:00~16:00
休館日:年末年始・12月毎週水曜日
入館料:無料
アクセス:知床自然センター敷地内(徒歩約3分)