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小さな秋、見つけました

植物 風景

淡いピンク色のイネ科の花

本州の暑さには及ばないものの、暑かった知床の夏。

7月中旬から真夏日が続いていた知床も、お盆が過ぎたとたん、急に秋めいてきました。

半袖でも汗をかいていたのがウソのよう。長袖の裾もしっかりと留め、温かいお茶をすするようになりました。

 

イネ科_拡大

イネ科の花_拡大

知床自然センターからゆっくり歩いて10分ほどのところにある「しれとこ森づくりの道ーホロベツルートー(通称:シカ柵コース)」に行ってみると、いつの間にか景色が秋色に変わっていることに気が付きました。

柔らかいパステルカラーを紡ぎ出しているのは、地味なイネ科の草花たち。シカが侵入できない柵内には、シカが好むイネ科がたくさん生えるようになりました。

自然センターから歩いて10分のところにある写真スポット。晴れると知床連山が眺望できます。

自然センターから歩いて10分のところにある写真スポット。晴れると知床連山が眺望できます。

柵内は、あまり派手な花々は咲いていませんが、シカが好み数を減らしてきた草花が少しずつ増えてきています。

地味な花を発見したときの特別感はなかなか癖になりますよ~!

奥には、夏色の知床連山が見えます。

すそ野が色づくまでもう少し、夏と秋のはざまの季節です。

 

モズのはやにえ

モズのはやにえ。秋から初冬にかけて多くみられることから、秋の季語にもなっています。

ふと見ると、「モズのはやにえ」を発見しました。生き物は、いろいろなサインで季節の移ろいを教えてくれます。

きっと、そこかしこに小さな秋はあるのかもしれませんね!

”小さな秋・発見隊”、出動です!!

(担当:きない)