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鴉神

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先日、カラス2羽を背中に乗せて悠然としているエゾシカのオスを見ました。

以前にもブログに書きましたが、これは毛皮についた虫(おそらくダニ)をカラスに食べてもらっているのだと思われます。

シカの方は嫌がる素振りもなく、ただカラスに突かれるままになっています。このシカとカラスの奇妙な共生(?)関係は、自然センターの敷地でたまに見られます。

ただ不思議なことにカラスに突かれるのはオスが多く、メスはほとんど見られません。理由を考えてみると、メスは母親や子どもなど家族と一緒に行動しており、お互いに毛づくろいをします。逆にオス同士が毛づくろいしているのは見たことがありません。

メス同士の毛づくろい

そのためオスにはダニなどの虫が多くなり、カラスがその虫を食べる目的でオスジカの毛づくろいするようになったのかもしれません。この辺がカラスの賢さなのですが、シカの方も気持ち良いからされるがままになっているのでしょう。お互いに利益があるということです。

さて、この2羽のカラスを引き連れているオスジカを見た時、私は北欧神話のオーディン神を連想しました。オーディンは2羽のカラス(フギンとムニン)を使役して世界中の情報を集めていると言われています。(もっともフギンとムニンはワタリガラスで、こちらはハシブトガラスですが。)

朝に放たれた2羽は世界を飛び回り、夜になるとオーディンの所へ戻り、世界の出来事を囁くのだそうです。

この2羽のカラスもオスジカに何か囁いていたのかもしれません。

(担当:ノセ)

 

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