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銀竜が如く

銀竜が如く

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「植物は緑色をしている。それは葉緑素を持っているためである。植物は太陽光を浴びて葉緑素で栄養を作る」

これが植物の基本的なイメージですが、その植物の常識から外れた植物も存在します。

それがこのギンリョウソウで、いまちょうど花期を迎えています。

漢字で書くと「銀竜草」です。形がタツノオトシゴに似てますね。

名前は勇ましいですが、実際は高さ10cm程の可憐な花です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギンリョウソウは全体が白っぽく、葉もなければ葉緑素も持っていません。そのため光合成は行わず、栄養はベニタケの菌からもらっていると言われています。こういう植物を腐生植物と呼びますが、ギンリョウソウ以外にも色々と種類があります。

ギンリョウソウは鬱蒼とした針葉樹林の下などに生えますが、光の届かないこういう場所では他の植物も生育しにくいので、かえって有利なのでしょう。

ギンリョウソウは以前イチヤクソウ科に分類されてましたが、最近はツツジ科になるようです。これでも被子植物であり、受粉は昆虫が行います。花期が過ぎると果実が実るのですが、果実を食べて種子散布するのはなんとゴキブリの仲間なのだそうです。しかしこの辺りにはゴキブリが生息していないので、別の昆虫が種子散布していると思われます。何の昆虫か気になりますね。

植物の世界は静かで動きがないように見えますが、実際は色々な変化に富んでいます。

(担当:ノセ)

 

 

 

 

 

 

 

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