ピンククジラ

今日、知床の海に打ち寄せられたのは、流氷だけではありませんでした。流氷にしてはずいぶんピンクな塊だなあと近寄ると、ミンククジラの死体。灰色の表皮がはがれ、ピンク色にみえていたのでした。海が流氷でふさがれていない今年だからこそ、こんな時期、こんな場所にやってきたのでしょう。死体の周りには、思いがけないごちそうにありつこうと、たくさんのカモメやオオワシが飛び交っていました。暗くなればキツネなどもやってくるでしょう。このクジラの命は、たくさんの生き物達の命をやしなうことになりそうです。（担当：加藤）