先週末、近くの港でゴマフアザラシが保護されました。今年生まれたばかりの赤ちゃんです。
野生動物対策スタッフによると、「風物詩ってわけじゃないけど、流氷がなくなるこの時期、こうやってアザラシの赤ちゃんが岸まで流されてくるのは珍しいことではないよ。」とのこと。
アザラシはだいたい3月頃に出産し、3~4週間流氷の上で子育てした後、氷が溶けると同時に母親は新たなパートナーと子作りに励み、赤ちゃんはひとり海に投げ出されるそうです。
私たちにとっては想像を絶する野生の世界。
でも、その厳しさを乗り越えたものだけが大海原を悠々と生きる立派なアザラシになるんですね。
このアザラシもきっと。
(担当:こりん)