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エメラルドグリーンの宝石
エゾハルゼミの亡骸の横で、コエゾゼミが次々と羽化しています。知床ではエゾハルゼミは初夏のセミ、コエゾゼミは真夏のセミで、ジィージィーというコエゾゼミの声を聴くと、「いよいよ真夏だな」と季節の移り変わりを感じます。
木の肌にはいたるところに抜け殻がいっぱい。あっちでもこっちでもエメラルドグリーンの成虫が強風に耐えながらゆっくりと羽を伸ばしていきます。
でも、みんな無事に羽化できるわけではありません。羽化の途中で鳥に食べられたり、上手く脱皮できなかったり、強風で羽がねじれて固まったりとそう簡単なことではないようです(担当:増田)。