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舟を彫る鳥
冬の岩尾別川は非常に寒いです。オホーツク海からの北風が吹きぬけて容赦なく体温を奪っていきます。そんな過酷な冬枯れの森の中でも、元気に動き回っている鳥を見つけました。
クマゲラです。道路から近い場所にいましたが、こちらを気にする様子はなくコツコツ木をつついてました。クマゲラはいわゆる渡り鳥ではありませんが、冬の方が目立つので見つけやすいです。
アイヌの言葉でクマゲラは「チプタ・チカップ」というそうです。意味は舟を彫る鳥だそうで、確かにクマゲラが餌を探すために彫った木は丸木舟のようになってます。
たまに首をかしげながら木を彫るクマゲラの姿はまるで職人のように見えました。
(担当:ノセ)