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クマ+タカ=森の王者
海辺の道路を車で走っていたときのことです。大型の猛禽が木の上にとまっているのを見つけました。
オジロワシやトビとは異なる尾羽のストライプ模様、ハイタカやオオタカよりも巨大・・・、後頭部にある角のような冠羽・・・。クマタカが海辺の枯れ木にとまっているではありませんか!
知床に住んでいるとオジロワシはよく見かけますが、クマタカを見るのは結構珍しいです。しかも海岸の目立つところにとまっているなんて滅多に見られません。
クマタカは森林に住む大型の猛禽で、小動物や鳥を捕食して生活しています。彼らが生きていくためには広大で豊かな森林が必要と言われており、そのため森の王者と呼ばれることもあります。クマタカは日本に広く分布していますが、森林開発など環境の変化に弱く、絶滅が危惧されている種の一つです。
このクマタカは鋭い眼光でずっと辺りを見回していました。何か海岸で獲物を探していたんでしょうか?この先もクマタカが生きていける環境が保たれることを願っています。
(担当:ノセ)