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凍った川を泳ぐサケ
知床も本格的な冬に突入しました。肌を刺すような北風がつらい季節です。
冬になると川も凍ってきます。流れる水が凍るというのは何か妙な感じがしますが、表面に氷が張るだけで中の水は流れてます。
知床の遠音別川(おんねべつかわ)はもう凍り始めていました。氷の隙間から水の中をのぞくと、氷の下を泳ぐシロザケがいました。こんな冷たい水の中でよく平気だなぁと思いますが、流れる水だから氷点下にはならないんですね。サケの遡上というと秋のイメージが強いですが、遅いタイプのものもいるようです。
そんなサケを狙っているのか、川を見下ろすようにワシが数羽、木の枝にとまっていました。水面には次々と薄氷が流れていきます。やがて隙間も凍って閉じてしまうでしょう。
今期はどのような冬になるでしょうか。どうか人と生き物にあまり厳しくない冬であってほしいです。
(担当:ノセ)