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過酷な旅
山麓の木々も色づき始め、朝晩の冷え込みも厳しくなってきました。
国立公園外の河川でも遡上するシロザケの姿を多く見かけるようになりました。遡上の様子を観察するには大きな川よりも小さな川のほうがすぐ近くで観察できるため、おススメです。
人のくるぶしほどまでしかない水深の中を、体半分水の上にさらしながら必死に遡上する姿に、いつまでも見入ってしまいます。
時には進路を阻む仲間に噛みついたり、体を横倒しにしながら尾びれを激しく河床に叩きつけて浅瀬を乗り切ったり、体をボロボロにしながらひたすら上流をめざす旅は過酷です。
水面から頭を突き出したサケと時々目が合います。その必死の形相を見ると、心動かされるものがあります(担当増田)。