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アキタブキの花
アキタブキというのは、全国に自生しているフキの中の、北海道と東北地方の亜種です。フキの花は春の雪解けとともに開花するキク科の花で、いわゆる「ふきのとう」のことです。天ぷらにしたらおいしいですよね。
キク科の花というのは、小さな花が集まってそれが1つの花の様に見えるのが特徴で、身近なものではタンポポやヒマワリが挙げられます。ふきのとうをよ~く見てみると、小さな花やそのつぼみがたくさん見えると思います。そこでもう一つ、気付くことがあるかと思いますが、みなさんお気付きでしょうか。
実は、フキには性別があり(雌雄異株)、雄のふきのとうと雌のふきのとうがあるのです。見分け方は、花やつぼみがぎっしり詰まって見えるのが雄(メイン画像の花)、花がしぼんで見えるのが雌です。雌の花はしぼんで見えますが、白い毛の束のようなものが出ていたらそれは開花している証で、その白い毛1本1本がめしべです。
さて、みなさんもふきのとうを見つけたらじっくり観察して、そして確かめてみてください。雄と雌、どちらの方がおいしいのでしょうか??
(担当:新庄)
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雌のふきのとう
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雌の花と両性花
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雄のふきのとう