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反魂草
反魂草(ハンゴンソウ)はキク科の多年草で、今ちょうど見頃を迎えています。
反魂とは魂を呼び戻す、死者を蘇らせるといった意味なので少し怖い名前ですね。
ハンゴンソウの名前のルーツは諸説あるようです。供花に用いられたためとか、薬に使われたためとか、葉の形が幽霊の手のようだからとか、どれが正しいのかは分かりません。
しかしお盆の時期にいつも満開になるこの花を見ていると、何やら縁起めいたものを感じます。
夏の夕暮れ、夕陽に照らされる黄金色の花、鳴りやまないセミの声、風に揺れる手のひらのような葉・・・
ひょっとしたらハンゴンソウの草葉の陰に、戻ってきているかもしれません。今はそういう時期ですから。
(担当:ノセ)