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流氷がウトロに押し寄せた数日前、真っ白になった海の上を一頭のキツネが歩いていました。
キツネはなぜ流氷の上を歩いていたのでしょう？
ワシが氷上で食べた魚の残りを探していたのでしょうか。
それとも生まれて初めて見た流氷が珍しくて、流氷ウォークを楽しんでいたのでしょうか。
はたまた氷で繋がった大陸に思いを馳せて、冒険してみたいと思ったのでしょうか。
思えば人類も発祥の地から、地球の隅々にまで進出したわけですから、キツネにも未知なる世界を目指そうとする気持ちがあるのかもしれませんね。
真実はキツネのみ知るですが、色々と想像してみるとわくわくしますね。
（担当：ノセ）
