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新緑・・・を、食べる
今知床は初夏、新緑の季節真っただ中です。草や木は青々とした柔らかな葉を広げており、山の景色も美しいです。
青々とした柔らかな葉が生い茂る時期は、葉っぱを食べる虫にとっては重要な時期です。柔らかく食べやすいうちにモリモリたくさん食べておかないと、盛夏を過ぎると葉っぱが硬くなって食べにくくなるからです。ここで、最近見かけた若葉に群がる虫たちを紹介します。
写真のフキの葉を穴だらけにしているのは、フキバッタの仲間の幼虫です。この時期はフキ以外にも色々な葉っぱがこのバッタ類の幼虫にボロボロにされています。
その他、ケヤマハンノキの若葉に群がっているのはハムシの幼虫です。
すぐ近くにはケヤマハンノキを餌とするハムシが何種類もいて、いったいどれがこの幼虫たちの親なのでしょう。今回は近くに見当たりませんでしたが、写真のハムシの他にもハンノキハムシやミヤマヒラタハムシなど、ケヤマハンノキは各種ハムシたちに大人気です。
(担当:新庄)