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ハマナスの咲く頃
森繁久弥さん作詞・作曲の「知床旅情」の冒頭に、ハマナスの名前が出てきます。
なので「知床」というと「ハマナス」と連想する方も多いのではないでしょうか。
しかし実際は、知床国立公園内でハマナスの花はなかなか見られません。
これもシカが増えた影響なのでしょうか。
ハマナスはバラ科バラ属の低木で、野生のバラです。果実は食用にもなります。
先日、フレペの滝の崖の縁でハマナスの花を見つけました。この場所はシカが立ち寄らないため、生き残ったのかもしれません。柵の外の断崖の縁に生えていたので、双眼鏡でないとはっきり見えませんでした。
荒地のような場所で、一株だけ咲いているハマナスは、たくましい野生のバラに見えます。将来、この花の子孫がフレペの滝で咲き乱れるかもしれませんね。
(担当:ノセ)