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フレペの小さな鳥
すっかり寒い季節になりました。
峠は路面の凍結による通行止めが続き、最近は夜に雪が降っていたりと、少しずつ冬の実感を感じつつあります。
周辺の巡視に回る際にも、手ぶくろが欠かせない、今日この頃です。
本日、巡視で久々にフレペの滝遊歩道を歩いたのですが
その時にある野鳥を見つけたので簡単に書き残しておきたいと思います。
キクイタダキという鳥です。
大きさは10㎝ほどしかない、日本で最小の鳥です。
特徴は、やはり頭の黄色い羽毛。まるで菊が乗っているかのような見た目から、この名がつけられたようです。
観察していると、ホバリングをしながら松の枝をつついたりつかまったり、せわしなく飛び回るのが見られました。
この小さな鳥が、どのようにして厳しい知床の中で生きているのか、不思議です。
何も見えなくなるほどの吹雪の中を、太い枝が折れてしまうほどの風の中を、彼らはどう乗り越えているのでしょうか。
嵐の日には、時折そのようなことを考えます。
(担当:つくし)