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さえずるひばり
時期を問わず、私はよく海の近くをウロウロすることが多いです。
今の季節、海のそばでは涼しげな風が吹き、潮のにおいを感じることが出来ます。
海のそばは虫が少ないので快適ですね。カモメもたくさんいますし。
この前も港の近くをウロウロしていたのですが、ヒバリに出会いました。
ヒバリは北海道に夏鳥として渡来します。
草原や農地などではごくごく普通に見ることが出来るみたいです。
今回は白黒に描きましたが、本来なら秋の穂のような色をしています。
草原から激しいさえずりが聴こえ、姿を探しますが、丁度良い保護色になっていてちょっと見つけにくいです。私が見つけたときは少し背伸びをしながら早足気味で砂利の上をウロウロしていました。
冠羽と呼ばれるトサカのような羽を立て、目いっぱい声を張り上げチョコチョコ動き回る様子は私の目をくぎ付けにしてしまいます。Wikipediaでも調べてみたのですが、トサカを立てていないヒバリは細長いウズラに似ているなと思いました。トサカはヒバリのアイデンティティですね。
THE YELLOW MONKEYの「天国旅行」の歌詞にもヒバリが出てきます。
さずりながら天高く昇っていくヒバリの姿は、そのまま遠くの世界まで飛んで行ってしまいそうな、そんな印象も受け、一見地味に見えるヒバリにも天国の色彩が浮かんできます。
(担当:つくし)