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ウミネコの親子
暑い日が続きます。
日差しの強い中、鳥たちは日射病にならないのか気になるところですが、どうなんでしょうか。鳥だって強くて暑い日差しは嫌な気がします(私はあまり好きではないです)。
この前カラスのヒナについて記事を書きましたが、今回はウミネコです。
ウトロにはウミネコとオオセグロカモメが間もなく子育てを終えようとしています。6月半ほどからヒナが孵り、ようやく巣立ちの日を迎えます。この前まで美しくつるつるとしていた親鳥の羽も、今ではかなり擦れて色が落ちてしまっています。心なしか、顔もやつれたように思えますし。
この数ヶ月、毎日餌を運んだり他の鳥からヒナを守ったり、休む暇もなかったはずです。おつかれさま…。
最近窓を開けて寝ているのですが、毎朝カモメの声が聞こえます。ほとんどは大人の声ですが、最近では少し調子の違う声も聞こえてきます。
気になってカモメの巣を見に行き、それがヒナの声だと知りました。なるほど、大人よりも高く、複雑で、美しい声をしています。
なんだか騒がしく鳴いてるなあ、と思ったら、丁度ヒナが飛ぶ練習をしている最中でした。
ヒナが飛ぶと、何羽か大人たちも一緒に舞い上がります。しばらくヒナについていき、見守っているようでした。さすがまだヒナというだけあって、その飛び方はかなり不安定です。
しばらく歩いていると、ウミネコの親子が近くを歩いていました。
親鳥は他の鳥が近づくと素早く追いはらい、ヒナを守っているようでした。
ヒナはというとまだ甘える仕草で親鳥の後ろを歩き、不安げな顔です。足取りもおっかなびっくりで、頼りない感じがします。
このあと何年か経つと、黒っぽい羽毛のヒナたちも真っ白になります。今からはとても想像はできませんが…。
今はただ、うまく飛べるよう練習を重ねることに専念して欲しいです。がんばれよ!
(担当:つくし)