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紅葉の時期も終わり、山も街も寒々しい雰囲気に変わってきました。
知床峠もカムイワッカも冬期閉鎖、五湖ももうすぐ閉園となります。11月はいつ雪が降ってもおかしくないし、行ける場所も限られてくるので観光も寂しい感じです。
ですが季節の変わり目だからこそ見られるものもある、と私は思います。それが冬鳥です。
夏鳥が離れ、冬鳥が訪れるこの時期、水辺には色々な鳥が見られるようになります。
先日、斜里川の河口に鳥を探しに行ってきました。ぱっと見ただけでも、スズガモ、ホオジロガモ、カワアイサ、オオハクチョウ、カモメ、ユリカモメ、オオセグロカモメ、シロカモメなどを確認することができました。じっくり探せば別のカモ類、カモメ類も見つかったかもしれません。
今はサケの死骸が河口に漂着するので、肉食・雑食の鳥が河口に集まっているようです。
ワシ類は見ませんでしたが、そのうち来るのではないでしょうか。
(昨冬の状況はこちら「https://center.shiretoko.or.jp/wp_control/natureblog/2017/12/7956.html」)
鳥たちを見てて思うのは、大きさや色、種類が違っても気にすることなく共に餌を食べたり休んだりしていること。たぶん仲が良いという訳ではなく、同じ世界に生きる者として互いにあまり気にしない『許容力』を持っているんだと思います。
もちろん私達人間が近づけば鳥たちは逃げてしまいます。彼らと同じ場所に私達は立っていない、同じ立場にはなれないんだと、少し寂しくなります。
(担当:ノセ)