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ベイビー・ブルー・アイ
青い瞳のカラスは、今しか見られないかもしれません。
今の時期、色々な鳥の幼鳥が見られます。
例えばフレペの滝遊歩道ではノビタキ、海岸ではオオセグロカモメやウミウの幼鳥が見られます。
幼鳥の多くは親鳥とは異なる色をしているため、判別が難しいです。
カラス(ハシボソカラス、ハシブトカラス)は幼鳥も黒いですが、大人のカラスと異なり、瞳が青っぽいのと口の中が赤い点で見分けられます。
幼鳥はまだ親と一緒に行動しており、ときどき餌をねだるような仕草をします。
成長していくと、瞳も口の中も黒く変わっていきます。
全身が黒くて美しい大人のハシブトカラス。
カラスは人間と古くから関わりのある野鳥で、民謡や伝説の中にもたびたび登場します。表現は色々で悪者として扱われることもありますが、頭が良く、子を大切にすることも特徴として捉えられています。
カラスも賢き隣人として、人の暮らしを観察しながら生きてきたのかもしれません。
しかし環境省の統計資料によればカラス類は有害鳥獣として年間30万羽も捕殺されているそうです。
最も身近で知能の高い野生生物、カラスたちとうまく折り合いをつける方法はないのでしょうか。
(担当:ノセ)