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遠路はるばる
森の中で声が聞こえると、パッと姿が思い浮かぶ鳥。
オオジシギです。
この時期昼夜問わず鳴き声を耳にしますが、飛んでいくのが早すぎてなかなか見ることが
できず….。
先日やっと姿を見ることができました。
ずんぐりとしたフォルム。
ユニークなクチバシ。
知床に来てオオジシギを知りましたが、会って鳴き声とともに忘れられない存在になりました。
彼らは繁殖のために、なんとはるばるオーストラリアからやってきます。
オスが縄張りを誇示するために空高くから急降下するディスプレイ飛行の音は、カミナリシギと呼ばれるほど。
アイヌ語でもチピヤクカムイと呼ばれ、昔から親しまれていた鳥のようです。
(オオジシギがなぜディスプレイ飛行ををするようになったかというお話がありました。)
昔は身近な鳥だったようですが、近年は数が減少しており準絶滅危惧種に指定されています。
これから繁殖シーズンですが、たくさんの雛が無事に巣立ってくれたらいいですね。
※飛んでいる姿はとらえられませんでしたが、かろうじて録れた鳴き声とディスプレイ飛行の音を愛らしい写真とともに。
(かや)