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春はスミレ
スミレたちが各地で咲いている様子を目にします。
スミレのよいところは、日本全国ほとんどどこにいても、春を感じる植物として姿を見られるところです。
小さくも確かに存在感をもち、か細い花茎の先にも力強く鮮やかな色を咲かせる。
足元にいる彼らは、よほどのことがない限り見逃すことはありません。
生育している環境が多様であることも、我々を楽しませてくれる要因の一つです。
森林内はもちろん、海岸部にも生えますし、有名なシレトコスミレはお山の上の礫地ですね。
街中だって、車が行き交う横、アスファルトの間のようなちょっとしたところで見ることもあります。
小さい体に、小さい体だからこそ?、しっかり生きるすべを持っているようです。
ただし、花色や形が似ているものが多いため、種の特定には苦労することが多いです。
これからの時期、スミレハンドブックが外歩きのお供になってきます。
それもまた楽しみです。
タチツボスミレ
エゾノタチツボスミレ
ツボスミレ
(こん)