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苦味は新たな季節の訪れ
暖かい日と寒い日が入り混じり、まさに三寒四温という文字が似合う知床です。
そんな知床も雪が溶け、山や道中も緑が目立つようになり、山菜も美味しい時期になりました。
先月から行者ニンニク、コゴミ、イラクサなどと沢山の山菜が時期が迎えておりますが、
私の一番のお目当ては「ヨモギ」でした。
ヨモギのあの何とも言えない苦みや風味はたまらないですよね。
食用とするヨモギの若い芽を摘めるのは今の時期だけなのですが、
先日、ついに友人と沢山のヨモギを見つける事が出来ました。
ヨモギ採りの注意点はトリカブトという植物と間違えやすい事です。
トリカブトの葉の裏は毛が生えていないに対して、
ヨモギの葉の裏には毛が生えており、少し白っぽくなっています。
トリカブトと間違えないように注意しながら沢山のヨモギを摘みました。
摘んでいる時からヨモギの良い香りがしてお腹が空きました。
家に帰り、さっそく調理です。
メニューは「ヨモギ餅のお汁粉」
①摘んできたヨモギを洗い、茹でます。
アクがひどいので重曹があると良いです。
②茹でたヨモギをペースト状にし、もち米や白玉粉と混ぜ、丸めます。
(形が不揃いですが、これも良い味を出しているという事で、、)
③あんこと塩で作ったお汁粉に入れて完成!
自分で摘み、作り、食べる。
買ってきたものよりも自然の恵みを直に感じ、心もあったまります。
四季がある日本、そして原生な自然が多く残る知床だからこそ感じられる
多くの植物や動物をこれからも楽しみたいです。
(こめちゃ)