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今、歩きたい羅臼湖がある

植物 風景

知床はただいま紅葉シーズンのちょうどいい時期です。

知床峠あたりなどはかなり見頃なので、天気のいい日に羅臼湖トレッキングへ出かけました。

 

バスに乗り、羅臼湖の入口へ。(※今シーズンの羅臼ウトロ線の運行は10/3で終了しています。)

既にこの時点でいい色づき具合に見えます。

羅臼湖入り口からの景色

 

同じ場所から道路を挟んで見える羅臼岳も、中腹では同様のシーンが期待できそうです。

羅臼岳

 

想像していた通りに紅葉と黄葉がルート上を飾り立てます。

天気も程よい曇り具合で日差しが遮られ、歩きやすいです。

ナナカマドの紅葉

黄葉するミネカエデ

 

展望地に着く前に天頂山を何度も振り返りました。

山と紅葉の組み合わせはやはりよいものです。

天頂山は奥の方に黒く見えるピーク

 

はい、到着しました。

そびえ立つ知西別岳に登るのがいつかの夢でもあります。

羅臼湖と知西別岳

 

紅葉は我々の目を楽しませてくれますが、もちろんそれは人間のためを思ってのことではありません。

冬に向けて植物の光合成効率が落ちていく中、葉を落とすことで生き延びようとする生存戦略の結果ですね。

紅葉を見ると少し物悲しく感じたりもしますが、そのことを考えると納得がいきます。

それはきれいさとは裏腹に、冬に向けて季節が着実に進んでいることの表れなのですから。

今年はコロナ禍にあってもそれなりに賑やかな一年でした。

じきにやってくる静かな季節に思いを馳せる道中となりました。

 

※ちなみに、しっかりと大きなやつの足跡も確認しました。

ぬかるみにはっきり残ったヒグマの足跡

 

(こん)