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フレペの滝の遊歩道と鳥のお話し

動物 風景

先週、フレペの滝の遊歩道を巡視で歩いた。
前に行った時はまだ冬の肌寒い日だったが、今回は真夏日の様な日差しの強い日。
その前の時と違って、茶色だった風景がすっかり緑に変貌した。

今年、知床に引っ越したばかりで、新鮮な事が多い。花、木、鳥、等々。
それぞれの名前を知らなくても楽しめるだろうが、名前を知っておくともっと親しく感じられ、もっと深く楽しめる。もっとそれぞれの個性と生き方を尊重できるようになるから知りたい。
鳥は一般的に小さく、木の幹や葉っぱで遮られていて、人が来ると遠く行ってしまう。驚くほど早く動く。識別するのが難しい。写真を取るのも難しい。

自然センターに来てくれるお客さんの多様な国のアクセントを聞くと、どこの国の人達か、ある程度区別できる。
理論的には一応、鳥のそれぞれのさえずりを区別することは出来るが、まだ鳥の名前を知らない。

ありがたいことに、財団の同僚の一人は鳥に詳しい。仕事の合間に、私が聞いた鳥の鳴き声を真似して、この鳥の名は一体何だろう、と謎解き。私は正確に覚えていないかもしれないし、私の真似が上手くない事もある。でも、大半はそれで分かって、名前を教えてくれる。一回だけは、全く検討が付かない。ペンディング。

「なんとなく、フクロウかなと思わせる,二回ずつ低い声でなく、そいつは?」 
「ーああ、それはツツドリだ」。一つ覚えた!
「すみません、このYoutubeの動画に出て来る、アメリカでよく聞くロビンという鳥に非常に似ている、この鳴き声は?」 
「ーああ、それはアカハラですね」。
「あのね、人がオカリナを吹いていると思わせる鳥の鳴き声を聞いたんだ。何なんだろう?」 
「ーああ、それはアオバトだよ。」
助かります。

お陰様で、報告出来ます。
先週フレペの滝の遊歩道を歩いた時(他にもまだ知らない鳥もいたが)、オオジシギとアオバトとツツドリがいた。耳で分かった。

(鳥のいい写真が撮れなかったので、風景の写真でお許しください。)

追記:フレペの滝遊歩道は本日より通常ルートに戻りました

Writer

フォレスト・リチャード