スタッフのフィールドノートとは?
About “Field Note”
知床に暮らしているのは野生動物だけではありません!「スタッフのフィールドノート」は、知床の自然を最も身近に体験しているスタッフがお届けする日々のブログです。移り変わる季節の中で見つけた小さな発見や、スタッフならではの知床の過ごし方、なかなか見ることができない登山道の様子など、ここにしかない生きた情報を発信しています。
-
綺麗な花にご用心
パッと見ると一度は魅かれてしまう。 7~10月にピンク色の花が目立つ花 「アメリカオニアザミ」。 "かわいい"と思ってうかつに触れると危ない!! よく見てください。全体がイガグリのような鋭い針に覆われ…
-
来てます!
東海沖に張り出した高気圧の影響で 知床に、南からの温かい風が吹き込んでいます。 今日の予想最高気温は32℃になるとか... 羅臼岳を超えて 物凄い雲海が流れてきています。 (担当:やんも)…
-
すっからかん。
8月下旬の今時期、カラフトマスの遡上シーズンで川はマスでぎっしり! のはずが、このとおりスカスカ。 全くいないわけではなく、河口に集まって遡上のスタンバイしているのは確かなのですが、遡上しているのは数…
-
巣立ちの準備
岩の上にオジロワシを見つけました。 黒色が目立つ嘴 筋肉の隆起していない細い肩 白い毛の目立つ胸 まだまだ若い幼鳥だなぁ..と見ていると 少し離れた岩の上に、もう一羽。 (写真左上にいます) もし…
-
シャトルバスは中休み (9/14まで)
マイカー規制中に運行されていた、カムイワッカの滝へ行くシャトルバスが、昨日(8/25)でいったん中休みに入りました。今日からはマイカーでカムイワッカの滝まで行けます。次にマイカー規制がありシャトルバス…
-
秋の実りまでもうちょっと?
今日、森の道で小さな小さな実をつけた枝を見つけました。葉っぱの形から、きっとこれはミズナラの実!ミズナラの実は、通称『どんぐり』と呼ばれています。 今日見つけたのは、まだ未熟などんぐり。熟すのは、9月…
-
知床峠にて
羅臼に遊びに行った帰り道、知床峠で写真を撮っていたところ何かが私の後を追いかけてきます。虹?光?見間違えたのかな...目をごしごし。 ん~ よーく見ても自分の周りに後光が!! 後で調べたのですが、ブロ…
-
閉館間際のお客様。
お客様?いつ来館されたんですか?? ん、そちらは出口ではありません! お待ちください! お、おまちくだ。。。。おまち! こちらは、ハネナガフキバッタさん。 知床五湖フィールドハウス館内で、 散々追い…
-
ねじれてます
羅臼ビジターセンターのすぐ近くに咲いていたのは ランの仲間「ネジバナ」。 らせん状に花をつけ、ねじれているように見えることからこの名前がついています。 このねじれ、右巻きと左巻きがあるらしいので、道端…
-
こんできました
お盆休みにはいって、知床自然センターも朝から晩までたくさんのお客さんでにぎわっています。今日は駐車場もぎゅうぎゅうで、予備駐車場もご利用いただいています。カムイワッカの滝行きのシャトルバスもいつもより…
-
秋の気配
羅臼湖に行ってきました。 気温14度、8月とは思えない涼しさでとっても快適な一日でした。 羅臼湖の遊歩道沿いにはすでに秋の花が咲き始めています。 シマリスやホシガラスがハイマツの実をせっせと運ぶ姿も見…
-
知床五湖、高架木道の空
今日の知床五湖の高架木道からの眺めはとても綺麗でした! 変わった雲もたくさんありました。 一瞬、虹も出ていました。 夕焼けの見時は、6時前後でしょうか? 雄大な景色をぜひ見に来てくださいね! (担当…
-
2頭のきょうだいヒグマの運命は…
母グマの後を追って川を渡る 2頭のきょうだいヒグマに出会いました。 川を渡る足取りは、とても慎重で こうやって、母から一つ一つ学んで 大人になっていくんだなぁ...と感心しました。 この2頭が、知床の…
-
ひっそりとマッチョ
毎日の天候の違いが大きくて、少しだるさを感じるここ数日の知床ですが、こんな季節に昆虫たちのみられる種類はどんどんと増えていきます。 湖や川、沼など様々な水環境のある知床半島では、夏の水辺の高速グライダ…
-
硫黄山、今花ざかり!
夏本番の硫黄山に行ってきました! 終日快晴、言うことなしの山日和。 残念ながらシレトコスミレの見頃は過ぎてしまいましたが、山頂付近ではツガザクラ、イワブクロ、イワギキョウ、チングルマなど高山植物が満開…
-
休憩中。
休憩中のエゾハルゼミ。 今日の羅臼町は1日中曇りでした。 今朝、何気なく草むらに目をやると、 ひっそりと佇む一匹のエゾハルゼミ。 元気ないのかなぁ~?とつかまえようとすると 「ジジッ!」と怒ってどこ…
-
知床峠の赤い鳥
先日の日曜日の早朝4時に知床峠の展望地に行ってきました。 日本では基本的に北海道の標高の高い地域にみられる希少種ギンザンマシコ(写真はオス)。 シーズンは5月~7月くらいでしょうか。 運よく、到着後…
-
元気いっぱい
今日の知床五湖の高架木道は非常に暑いです。 日差しを遮るものがまったくないですからね。 そんな日にはシカたちも木陰へ移動してきたのでしょう、木道入ってすぐの所に親子ジカの姿が。 生まれてすぐはじーっと…
-
お花畑が見頃!
6/24に山開きをむかえた斜里岳。 昨年より雪どけが早いようで、登山道入口には車がビッシリとまり、多くの登山者で賑わっていました。 登山道は所々雪が残るものの、アイゼン&ピッケルは必要なく、登山靴のま…
-
発見。まだまだ開花中!
カムイワッカ湯の滝より先、知床連山の硫黄山の登山口が今年も6月下旬より利用可能となっています。 この時期のおススメは何と言ってもシレトコスミレ。国内では知床でしか見られません。そしてそんなシレトコスミ…
-
突進ギツネにご注意
知床横断道路に突進型おねだりギツネが出没しています。 目撃したスタッフによると、道路上にいる彼らを徐行してやり過ごそうとしたところ、なんと車を追いかけてきたそうです。しばらくして彼らが止まったので、車…
-
羅臼の海でクジラまつり
これはどこ?アラスカ?ハワイ?ノンノン、これは羅臼の海で昨日私がみた光景です。 今回は羅臼港からでている知床ネイチャークルーズさんの船にのせてもらったのですが、なんとこの船には最新鋭の水中マイク(海の…
-
人知れず咲く花たち
山開きを待つ羅臼岳。 山頂付近はキバナシャクナゲが満開でした。 登る人が少ないこの時期、雪が解けた斜面では 人知れず高山植物が咲き始めています。 ミネズオウ、ツガザクラ、イソツツジ・・・ 岩尾別側、羅…
-
水辺の花探し
ヒグマの動きが気になる知床五湖ですが、植物もいろいろな花が開花する季節になりました。 湖面ではカエルが乗っていそうな黄色いお花、ネムロコウホネ。 神秘的なギンリョウソウや宝石のようなちっちゃなお花たち…
-
お花畑
エゾシカが増え、目につくお花が減っている知床ですが、ここは別世界です。 なぜならここは、大きな岩の上でエゾシカが来られない場所だからです。 エゾカンゾウ、スズラン、アヤメ、オオアマドコロ、ハマナスなど…
-
そそくさ
仔鹿の誕生シーズンです。 自然センターの前にも仔鹿を引き連れたご一行が。 母鹿も仔鹿も、お姉鹿?、お兄鹿?も可愛い仲間を守るためなのかちょっと神経質。 写真を取ろうと外へ出ただけで、駆け足であっという…
-
何をかぶっているの?
昨日の帰り道、天気が良くなったのでちょっと寄り道。 知床峠へ車を走らせると...目の前に大きな未確認物体を発見。あれは何だ...? よく見ると、笠雲と呼ばれる雲を頂に乗せた羅臼岳。しかし、さらによく見…
-
これは何でしょう?
あっ こんな所にキスマークが 誰だろ? 僕へのラブメッセージかしら? 頬を赤らめる純情ボーイは ウソです。 で、彼が見つけたラブメッセージ これがキスマークというのも やはり真っ赤なウソなんです…
-
正解は…
キスマークの上唇、下のタラコ唇ともに ホオノキの芽鱗 or 托葉だと思われます。 托葉、芽鱗ともに、葉っぱの付け根に見える赤色の部分です。どちらも葉の萌出後、すぐに落ちてしまいます。冬の間、芽鱗は葉や…
-
まだまだ 浸っています
霧深い森の中を歩き ポンホロ沼へ行ってきました。 昨日は霧が深く立ち込めていて まさに神秘の沼 そのもの。 (ポンホロ沼は雪解け水が溜まってできてます) (この時期にだけ現れる沼なんです) 今年は積雪…