スタッフのフィールドノートとは?
About “Field Note”
知床に暮らしているのは野生動物だけではありません!「スタッフのフィールドノート」は、知床の自然を最も身近に体験しているスタッフがお届けする日々のブログです。移り変わる季節の中で見つけた小さな発見や、スタッフならではの知床の過ごし方、なかなか見ることができない登山道の様子など、ここにしかない生きた情報を発信しています。
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マニフェスト。
『皆さま、ワタクシが当選したあかつきには・・・』 胸を張って街頭演説中の、知床半党の幹事長兼エゾライ長さんです。 まぶたを赤く腫らし、声をからしながら選挙戦最後の追い込み中。 30日に投票お願いいたし…
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黄色の花と知床連山
押し寄せる雲に負けじ!と たたずむ知床連山。 今フレペの滝遊歩道は黄色の花で 溢れかえっています。 黄色い花の正体は・・・ ハンゴンソウとキオン。 あっという間に夏が過ぎ去って しまう知床ですが、だか…
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一歩先。
いやいや秋ですってば、もう。 なんだか今年は、あっという間に夏が過ぎ去っていった気がします。 気が付けば紅葉ですよ、紅葉。 まだまだごく一部ですが、緑一色だった森の中にちらほらと季節の変わり目を告げる…
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ぴょろりんちょ
『何だか涼しいけど、もう夏?』 ちょいとお寝坊さんなコエゾゼミ。 知床の森にはすでに仲間たちの鳴き声が響いています。 ジィィィィ―――――――― 『あれっ。みんなもう出てきてるじゃん! しまったぁ~ …
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カム バ~ック
すっかり涼しくなった知床で、ホットな夏に想いを馳せるワタシ。もう夏は終わったのか…?? ところがどっこい。 この時期の知床には とってもホットな場所があるんです。 そう、カラフトマスの遡上です! 期待…
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青い空に薄い雲
羅臼岳への道のりは森を抜け、雪渓を渡る片道6.5kmほどのコースです。羅臼平から羅臼岳へのピークは急な登りの岩場が続きます。そして、この最後の難所を越えると登りの疲れも一瞬で吹き飛ぶような雄大な景色…
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知床でカンガルー発見!?
フレペの滝に向かう途中にある草原では、現在キク科のキオンという植物が一面に咲いています。そんなキオンがきれいに咲く草原でゆっくり過ごしていると、カサカサっと音が聞こえてきて動物の気配を感じました。し…
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山の上で輝く瑠璃色
羅臼岳で青く輝く小さな蝶と出会いました。その名はカラフトルリシジミと言います。大雪山系、日高山脈、知床連山などの高山に生息し、コケモモやガンコウランなどを食草としています。 見る角度や光の当たり方に…
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羅臼岳の植物ニュース
今日は羅臼岳の高山植物の情報をお伝えします。 現在、羅臼平では多くの高山植物が開花しています。雪渓が溶けたところではアオノツガザクラが蕾を膨らませ、日当たりの良い場所ではエゾツツジが満開になっていま…
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夏の終わりを告げる蝶
ある山道でゆらゆらと飛んでいる蝶を見つけました。翅にあるオレンジ色のマークがチャームポイントのベニヒカゲです。ここには食草のイワノガリヤスが自生しているため、たくさんのベニヒカゲが飛んでいるのでしょ…
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シマリス
登山道を歩いていると、シマリスが現れました。エサを探してはひと休み、そしてまたエサ探し・・・とせわしなく動きまわっていました。警戒心が強いシマリスですが、そっと観察していると逃げることなくのん気に木…
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オジロワシ
今日は知床自然センターの上空をオジロワシが旋回していました。通常、オジロワシは冬に知床にやって来て、夏はロシアやサハリンに渡ります。ところが、渡りをせず通年北海道で過ごす個体もいます。 今日はアマツ…
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プユニ岬の夕日
昨日の夕日はきれいでした。太陽が雲にかかると雲の隙間からオレンジ色の光が溢れ出して、きらきらと光り輝いていました。知床で夕日を見るのにおすすめの場所は知床自然センターとウトロ市街の間に位置するプユニ岬…
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ミドリヒョウモン
知床はここ数日天気も良くて、夏らしい日が続いています。こんな陽気に誘われて、今日は多くの蝶が飛び交っていました。ハンゴンソウの花にはミドリヒョウモン、コヒオドシなどが吸蜜に訪れ、ミズナラの梢ではミド…
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オオセグロカモメ
地下水が海に注ぐフレペの滝の断崖では現在オオセグロカモメ、ウミウなどの海鳥たちが営巣をしています。今日は天気も良くオオセグロカモメは海から吹き上げられた風に乗ってゆらゆらと漂っていて、とても気持ち良…
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とっても小さなお花
フレペの滝の遊歩道。 緑の森のトンネルをくぐりぬけると、カラフトホソバハコベがこんにちは。 足元をよーく見ると、かわいく咲いています。 花弁の先が2つに深く裂けているのが特徴です。 遊歩道は、小さな…
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知床のバンビ
知床の子ジカがこんなに大きくなりました。 バンビのようにかわいい子ジカです。 エゾシカは6月に出産をします。その後、子ジカは毎日たくさんのご飯を食べて、すくすくと育ちます。 また、エゾシカは親も夏毛の…
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驚きの3連発
見た人は、まずその触覚の長さに驚きます。 触った人は、ギシギシと何かが軋むような音と、意外な柔軟さで手を抜け出そうとするその動きにまた驚きます。 運悪く噛まれた人は・・・驚くほど痛がります。だって木…
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ぽつんと・・・
知床峠にひとり咲いていました その名も“クルマユリ” なぜ“クルマ”かって? 下の葉っぱをよ~く見てください 車輪みたいに円状についています 名の由来を追ってみると中々楽しいものですよ (担当:こりん…
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どうだ!
「うまいやろ! わしの擬態。」 と、聞こえてきそうなその姿。 エゾアカガエルが枯葉にまぎれています。 見つけられますか? すぐ傍まで近づいてもじ~っとしてました。 でも私は見つけちゃいましたよぉ~っ…
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雨上がり
マツヨイセンノウが花びらを乱しながらも静かに佇んでいました。 ヨーロッパ原産の帰化植物です。 きっと昨夜の集中豪雨にうたれたのでしょう。 水分を含んだ花びらは少し重そうです。 それでも一生懸命に前を…
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季節はずれ。
枯葉。 まだま夏の真っただ中。なのに枯葉。 最近の長雨で葉っぱが枯れました? 蛾だね。 しかも良く見るとたくさんある足で バンザイ・気をつけっ・前~ならえ! 枯葉に擬態しつつ、なかなかの器用さ。 (担…
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最近虫さんどうしてる?
葉っぱの上で休憩中の1頭の蝶。 最近の知床は天気が悪く、気温も低い日が続いているため、虫たちにとっても過ごしづらいのではないでしょうか? 今回の写真も、久しぶりに見つけた蝶を写したもの。 人にとって…
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完璧と思いきや・・・
「頭隠して尻隠さず」という諺がありますが、このシカは完璧にそれを体現しています。 頭はスッポリとフキの中に隠し、それでいてその白い尻を堂々とさらけ出し・・・うん、アッパレ!! あっ、でもよく見るとフ…
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ふわふわぁ~
雨も滴る・・・いい“ワタスゲ” またまた @ 羅臼湖 ここ最近雨ばかりでしたが こんな雅な姿が見れるなら 悪くないかも (担当:こりん) …
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羅臼湖行くんならこれがなきゃ!
それは・・・長靴! 見てください、このドロドロ道 羅臼湖の歩道は木道が少しあるものの、 ほとんどこんな感じ これを避けると周りの植物がぺちゃんこに なってしまいます 皆さん、どうせ汚れてもいい服装で行…
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味覚調査。
いよいよ遡上の時期が近いです。いざ調査! まだ川へ入ってきてはいませんが、河口付近に集結しつつあるカラフトマス。 調査用(夕飯用)に捕獲して(釣って)きました。 うんうん、今年も美味しそうです。 サケ…
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やっと出た!
7月らしからぬ 連日のどんより空。 「寒いね…」が口癖となっていましたが、 本日ようやく青空を拝めました。 そして、待ちに待ったあの声が! ジィィ~~~~~~~~ コエゾゼミです。 やっぱり セミが鳴…
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まさか。
目を細めて写真を見てください。 グレーのスーツを着たサラリーマンが、お辞儀をしている後姿に見えてきます。。。 ギャー! でもでも、ホントはハヤブサです。 あー、ビックリした。 ハヤブサも見つめられてビ…
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影。
葉っぱ、葉っぱ、枝、頭、葉っぱ、くちばし、枝、葉っぱ、足。 あぁ、オジロワシがいた。 冬の時期、木々の葉は落ちていて枝にとまっているオジロワシを見つけることは簡単です。 しかししかし、葉がイキイキと生…