スタッフのフィールドノートとは?
About “Field Note”
知床に暮らしているのは野生動物だけではありません!「スタッフのフィールドノート」は、知床の自然を最も身近に体験しているスタッフがお届けする日々のブログです。移り変わる季節の中で見つけた小さな発見や、スタッフならではの知床の過ごし方、なかなか見ることができない登山道の様子など、ここにしかない生きた情報を発信しています。
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エゾアカガエルのニュルニュル
知床五湖の地上遊歩道の展望地から五湖を眺めようとすると水面がボコボコとしています。「何だ?」と思い近づいてみると… 大量のエゾアカガエルの卵塊です。気持ち悪い、でも触ってみたい…そーっと手を入れてみ…
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次々咲いています
ここ連日ヒグマの出没が相次ぎ、閉鎖していたフレペの滝。今日は今のところですが、散策することができます。遊歩道沿いの林内ではヒトリシズカが咲いていました。あれっ!と目を引く大きさで、通り雨に濡れて、いい…
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保護色なオオジシギ
フレペの滝の周りには草地が広がっており、色々な鳥が見られます。今の旬な鳥のひとつがオオジシギです。 枯れ草しか見えない場所で、ジュビージュビーというような妙な声が聞こえることがあります。枯れ草の中に…
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サクラ、サク!
フレペの滝遊歩道沿いにある、エゾヤマザクラが開花しました。 ピンク色の花々しさは見事ですよ! 草原を抜け、展望台の付近ではエゾエンゴサクとキバナノアマナも咲いています。 この花を見かけると、知床…
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ミズバショウと鳴き声の正体・・・(5/6)
みなさん、こんにちは。 知床五湖は、GWの真っ只中ということでお客様で賑わってます。 今年は例年よりも雪が多く、ミズバショウはまだまだ かと思いきや雪解けした場所から一輪の花が咲いてました。 …
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生え換わりの季節
春の風物詩と言えば何を思い浮かべるでしょう。 エゾシカの落角。エゾシカに関わる私にとっては、これが春の風物詩のような気がします。 どこでどういうタイミングで角が落ちるのか分かりませんが、この角は草…
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こぶし咲く
ここ数日続いた陽気で、自然センター横のキタコブシの木も、まもなく開花を迎えそうです。その純白の花びらが晴れわたった青空に映えます。 ただ、暖かいと言いつつ、寒暖の差が激しいのが5月の知床。今…
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芽吹く 動く
昨日まではまだ冬芽だった樹木や草花たちが一斉に芽吹きはじめました。 27日(日)に開花の確認をしたものは、エゾノバッコヤナギ(上写真)とキタコブシ、フキノトウの3種類です。他にも、芽吹き間近なものが…
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ホープ!
残雪の森の中で カンバの樹上にすくすくと育つトドマツの稚樹を見つけました。 たまたま落ちたこの場所で 発芽・成長に最低限必要な水や養分を得ることができたから この稚樹の種は命を得たのでしょう。…
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鏡の海
世の中はまもなくGWですが、知床の海にはまだ流氷が・・・。 羅臼側からの投稿では、こいのぼりが流氷の海をバックに泳いでいましたが、ウトロ側は今日も水鏡のような滑らかな海でした。 毎日通勤や仕事で…
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コイノボリと…
本日の羅臼は、外気温が20度近くまであがり、ようやく春らしくなりました。5月5日の端午の節句を前に、町のあちこちで立派にはためく「こいのぼり」を目にします。 ところで、皆さん。こいのぼりのバックを真…
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水鏡
斜里からウトロに向けての帰り道 沖合の氷帯が海の波を抑えてくれていたのでしょうか 知床連山が、流氷の海に映りこんでいました。 氷の浮かぶ海にはウミアイサが仲良く泳いでおり… デ…
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湖はどこ?~知床五湖より
4/18 雪が降る中、知床五湖は開園しました。 とはいえ、オープンしたのは高架木道のみ。 今年は例年をはるかに上回る積雪量の為、 地上遊歩道は開園前の必死の除雪も、願いも届かず現在も閉鎖中です。…
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そこのけ そこのけ
林道にのびる車の轍に ウソがたくさん集まっていました。 温かい日差しを受けて、僅かに露出した地面をつつき 小さな虫や植物などを啄んでいるのでしょうか 小林一茶を思い浮かべながら…
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流氷と夕焼け
今日は朝から雲一つない快晴。気温もぐんぐん上がり10度の大台を突破しました。春の陽気とはいえ、海にはまだ流氷群が。暖かな日差しを受けてキラキラと輝いていました。 そして落日・・・。 オホーツク海が茜…
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目覚め
本日はここ最近では一番の暖かさとなりました。日差しが残雪に反射して眩しく、ようやく知床も春らしい季節になってきました。 春を待っていたのは我々だけではなく、ヒグマも冬眠から目覚めて活動しているようで…
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4月なのに…。まだまだ流氷あります!
桜前線北上のニュースが流れる中、ウトロはまだまだ真冬のような景色です。一旦岸を離れていた流氷も再び接岸、今日はほぼ水平線まで一面の流氷、白一色です。 ここで暮らす者としては、そろそろ流氷は消えて…
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氷の華
知床に冷たい雨が降った翌日の朝(4/6) 氷で覆われた木々が陽光を浴びて とても美しく輝いていました。 穏やかに吹く風に 氷の枝から伸びた氷柱が揺られ カラカラと鳴る音が、海…
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海明けも近い
知床半島の海岸ではまだ流氷が見られますが、3月以前に比べると流氷の勢力も弱まってきました。海原を単独で漂流する氷はオジロワシのいい足場となっているようです。 オジロワシは季節移動して大陸に渡るタイプ…
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春を告げる雨
今日は朝から雨降りです。 お昼頃から、かなり激しく降っています。 枝先の冬芽は雨の雫が凍り付いて樹氷になってはいますが、知床にも雪ではなく、雨が降るようになりました。 サクラが咲くのはまだま…
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春の霧
上の写真のちょうど真ん中あたりにオロンコ岩があるはずなのですが(左写真参照)、本日の知床の海は霧に包まれて真っ白。かろうじて霧から出ているウトロ高原が左側に見えるのみで、まるで雲海を望んでいるようです…
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森の中、川のせせらぎが聞こえてきました
久しぶりに晴れた森の中、巡視をしていると、チョロチョロと流れる水の音が聞こえてきました。 それは、雪積もる川のせせらぎでした。 この川は、湧水のため冬も凍りません。 これから、ちょっとずつ、…
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雪原に浮かび上がるクレーター
先日、エゾシカの調査のため、知床岬上空をヘリコプターで飛びました。上空から眼下に見えるシカの数を数えて生息数を推定する環境省の調査です。 ヘリコプターの窓に額をくっつけて、瞬きもしないで必死にシカを…
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夕陽に染まる流氷原
一面の流氷原にやわらかな夕陽が差し込み始める夕暮れ。幻想的な景色が広がります。しばし、氷の成り立ちと氷の下の世界を想像しながら眺めました。 一進一退を繰り返しながらも、着実に春に近づいています。…
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鏡
今朝の羅臼の海です。前浜に流氷の姿は見えませんが、少し沖に出ると一面に流氷があります。沖の流氷で波がおさえられて海水面はピッタリと静まり返り、まるで鏡のようです。羅臼のウニ船は朝から出漁し、おいしいお…
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暴風雪
発達した低気圧が北海道を襲いました。ピークは過ぎましたが、17日未明からの吹雪で羅臼市街地は吹き溜まりだらけです。道東では、あちらこちらで道路が通行止めになり、麻痺状態が続いています。 羅臼ビジター…
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散策日和のいい天気
断崖上の草原を エゾシカがのんびり歩いていました。 海からの強風が吹くこの草原は 温かい日中など エゾシカがよく集まります。 浅く積もった雪を掘り起こして 枯れた草を食べたり、…
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sea ice in相泊
2月7日、相泊で流氷の姿を確認しました。流氷とは、海に漂う氷で、知床に来るものに限らず、海に漂っている氷は全て流氷と言います。 羅臼で見られる流氷は、オホーツク海を流れて最初に網走に着きます。そこか…
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心をこめて
昨日(2月7日) ウトロから知床自然センターにかけての海岸線を中心に ガードレールの雪かきボランティアが行われました。 流氷を目当てに知床を訪れるお客様が増えるこの時期 &nb…
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氷の川、雲の滝
羅臼岳に行ってきました。 知床半島の海岸の一部では流氷が接岸しております が、標高1661mの山頂から見下ろすと、流氷原はまばらで、むしろ海の中を氷の川が流れているよう。 本格的な接岸は今し…