スタッフのフィールドノートとは?
About “Field Note”
知床に暮らしているのは野生動物だけではありません!「スタッフのフィールドノート」は、知床の自然を最も身近に体験しているスタッフがお届けする日々のブログです。移り変わる季節の中で見つけた小さな発見や、スタッフならではの知床の過ごし方、なかなか見ることができない登山道の様子など、ここにしかない生きた情報を発信しています。
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雪、積もってます。
本日、羅臼は一日中雪が降り続きました。 おかげで羅臼ビジターセンターのまわりには、引き続き、しっかり雪が積もっています。 1ヶ月も前から一生懸命除雪をして開通準備をしていた知床横断道路は、依然閉鎖中…
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こんなに積もりました。
先週の土曜から降り続いた雪のおかげで知床はてんやわんや状態でした。 せっかく除雪した知床横断道はまた雪のはるか下に隠れてしまい、知床五湖は閉鎖し、海が荒れ観光船も出航できず、夏タイヤに早々に変えてしま…
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ゴールデンウィークなんですけど…
雪です。猛烈に降っています。昼過ぎからみぞれが雪に変わりもう4㎝も積もっています。 車で知床を移動される方、どうか気を付けて運転してください。夏タイヤは厳しいかもしれません。 今朝、事務所の窓辺近くで…
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貯金箱
森の中で 一本の枯れ木に目が止まりました。 シカの骨がバラバラになって転がっているなぁ この辺りでクマがシカを食べたんだろうな... なんて思いながら 何気なく枯れ木の中をのぞいてみると 冬を前…
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オシンコシンの滝
先日の暴風雨による土砂崩れのため、オシンコシンの滝駐車場が利用できませんでしたが、20日からオシンコシントンネル斜里側駐車場の利用を再開しています(オシンコシントンネルウトロ側駐車場は閉鎖継続中です)…
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知床五湖開園しました
4月19日(金)、11:00岩尾別ゲートの開通と同時に知床五湖もついに開園いたしました。 あいにくの雪で高架木道は真っ白ですが、湖の氷は徐々に解け出し、ミズバショウの芽も見え始めて春の兆しは確実に近…
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シカ角にょきにょき中。
昨日は久しぶりの雪に見舞われましたが、今日はカラッと快晴。 そんな今朝のセンター前、私よりも早く出勤している知床住民を発見。エゾシカです。 今はちょうど角が生えかわる時期。 手前のシカはすでに古い角を…
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声の主は
突然 クルクルゥ・・・という甲高い鳴き声が響きました。 まさか白鳥でもいるのか・・・と思いながら 声のする方へ近付いてみると 鳴き声はピタッとやんで静寂の世界に早変わり。 まだまだ雪の残る林内には 大…
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角と角を突き合わせて
暖かい日も増え、山々にも活気が戻ってきました。 春はもうすぐそこですね。 お昼どきにフレペの滝近くを散策していると、 カツン、カツンと原野の方から力強い音。 若い雄ジカ2頭が力比べをしていました。 …
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じ~っと じ~っと。
雪融けの進んだ林内で 枝にとまる1羽のオジロワシ。 樹の根元にも1頭のキタキツネが。 どちらも 眼光鋭く、何かをじ~っと狙っているかのよう。 彼らの視線の先には... エゾシカの親子が、力無く座ってい…
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暴風雨の後遺症。
出勤途中に道路の欄干にとまっているワシを見つけました。まだ若いオジロワシのようです。 こんな欄干にとまって、しかも私がカメラを構えても飛び立つ様子もなし。もしかした先日の大雨と強風で疲れてしまっている…
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夕陽色の知床連山
今日の知床連山は夕陽がはえてほんのり桃色に染まりとてもキレイでした。 夕陽色の山は雪をかぶっている時期しか見られません。 もうすぐ春。もう春? 平野部の雪はどんどん解けていますが、山の雪はまだしばら…
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ぽかぽか陽気に、シカもタヌキものんびりモード
知床にもようやく春の兆しが。流氷に埋め尽くされていた海も、ブルーの部分が大部分となりました。 2日は風もなく、雲一つない快晴。ポカポカ陽気に動物たちものんびりモード。 雪解けの進んだ草原で草をはんで…
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羅臼沖からみた知床半島
先日、羅臼の観光船に乗りました。 最近、流氷の大半は岸から離れましたが、 羅臼の沖合にはまだまだたくさんあります! ちょうどこの日は風もなく、とても晴れていたため 流氷や知床半島の景色が鏡のように…
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ぷっくりフワフワ
エゾノバッコヤナギが芽吹きはじめてきました。 春ですね。 雪解けもどんどん進んでいますし、ヒグマもボチボチ冬眠から目覚めてきました。 知床の春はあっという間です。 まだ雪だな、冬だな、もう春かな~?と…
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クラカケアザラシ
羅臼沖の流氷にクラカケアザラシのオスがいました。クラカケアザラシは外洋性のアザラシなので、なかなか姿を見ることはないのですが、この日は、のんびりとお昼寝をしていたようです。 春は出産の季節。これから流…
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春かおる流氷
暖かい日差しの中、沖があいた流氷を見ると春がきたな~と感じます。 木はまだ芽吹いてはいないもののどこか寂しさを感じなくなりましたし、雪が解けた斜面では地面を無心にあさるエゾシカをよく見かけるようにな…
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はじまりのひとしずく
木々を毛布のように包んでいた雪も、少しずつ融けては固まり、融けては固まり、流れる水へとだんだん姿を変えていきます。 みんなで汗をかきかき励んで除雪した雪もあっという間に融けてきています。 こんなに感動…
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ハクチョウの群れ
雪が降る中、羅臼川の河口にオオハクチ ョウがいました。羅臼では羅臼川の河口 で姿を見かけることが多いです。首を水 中に突っ込んでエサを探していました。 今年はいつまでいるのかな? 羅臼では…
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穏やかな日の入り
肌に当たる風が暖かくなり、春の気配を感じる時期になりました。 そんな暖かな日差しで森の動物たちも少しずつ目を覚まして来ているようです。 でも、海の上の流氷はまだ大丈夫。 水平線に沈む夕陽をきらめかせな…
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暴風雪の余韻
3月2日の夕方から明け方にかけて 北海道各地に甚大な被害をもたらした暴風雪 吹きだまった雪の壁、路上に放置された車の列... その凄まじさを、あちらこちらに実感しました。 (幸い、自然センターに大きな…
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まどろみ
流氷はびっちりだけれど、太陽はぽっかぽか。こんな日はステキな景色を見ながらまどろむのが最高。 今日は雨が降るとか、降らないとか。そろそろ下草ものぞいてくるかな、いやまだ気が早いか。やっぱり木の皮食べな…
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突然聞こえたあの音は…?
夕方の森の中を歩くこと約1時間 鳥たちの鳴き声が途絶えた静寂の世界に 突然、新たな音が聞こえてきました! その正体は、森を流れる沢のせせらぎ。 進行方向に見える夕陽が水に反射して輝く沢。 なんでも地図…
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どこまでも
思わずどこまでも駆けて行きたくなるような雪原が、眩しい太陽の下、海の上に広がっています。 今、知床の流氷は水平線から海岸の近くまで小さな山ができるほどびっしり押し寄せて、皆さんのお越しをお待ちしてます…
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ふわふわ
冷え込んで太陽の日差しがきらめいた今朝。 窓の外には見事な六角形の結晶の雪がゆっくりと降り積もっていました。 踏みしめられていない場所の歩行は細かい発泡スチロールの中を歩いているような感覚で、払えば全…
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2月の羅臼
2月の羅臼の海は、流氷がビッシリある日もあれば 遠くに離れてしまう日もあります。 流氷がちょっと離れて、海があいているときは 写真のようにスケトウダラを獲る漁船が 元気に沖に出て行きます。 他にはなか…
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木漏れ日と煌めきと
まだまだ厳冬という言葉がぴったりに思える光景の広がる知床ですが、少しずつ向かう季節は動いています。 早い時は16時前だった日没が、今では17時前まで伸びました。 森の中では、降り積もった雪の結晶のひと…
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移り気な流氷。
先週はびっちり接岸していた流氷ですが、ここ数日は岸から離れ気味です。今朝はすっかり沿岸まで遠のいてしまいました。 流氷は一度接岸してもその日の風や波しだいであっちに行ったりこっちに来たり。 毎朝、海を…
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サケ汁&サケ炊き込みご飯 無料サービス中!
暴風雪から一夜明けた知床自然センターから、あったかいサービスのお知らせです! ㈱ユートピア知床様のご厚意で、ただいま知床自然センターのロビーでサケ汁とサケの炊き込みご飯の無料サービスを行っています。…
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えぞくろてん
吹雪がようやくおさまった夜のことでした。仕事場から車で帰宅途中、国道の中央に何か白いものが見えました。 気になって引き返してみると、車にはねられたエゾクロテンで、丸くなってまるで眠るように死んでい…